昨日みた合羽を着た誘導員から

工事現場、道路保全などで誘導員さんがいると
私は会釈して通り過ぎる
以前はそんなことがなかった

私は前職、古いお墓や墓地を更地に戻す見積もりや
公園墓地の管理も担当していた
管理職は座ってりゃいいもんじゃない

山奥であろうが、真夏は熱せられた外気を吸い
真冬は吹雪く中で作業を行う
ひとりぼっちでの作業は慣れるまで時間を食い
誰にも労ってもらうことがない

雨が降る、雨具といえば合羽
合羽を着て足元が悪い中
お客様が描いた手書きの地図を頼り向かう

途中、狭い山道で足を滑らせ滑落寸前なんて
よくあること
樹木や笹を手に巻き、よじ登り山道へ戻る
サバイバルをせざるを得ないからジム通いをした

真夏、ジャンパーに換気扇がついた空調服は
見た目がマナー違反だと着せて貰えなかった
真冬、防寒着も同様の理由だった

マナーって一体なんなのか、考えさせられた
生命より大事なマナーが存在し
マナーを遵守し、人が死ぬのがそんなに嬉しいのか

まあ、うちは葬儀屋だからね

話を冒頭に戻し

照り返しがキツい、雨で体温が奪われる中
気だるそうに歩行者や車を誘導するのが判る
体力が消耗しかけているのだと心配になる
だから、せめて私は会釈をして通る