この世界は愛に偏りがある

なっちゃんは14歳の猫だ

真横で寝ている、なっちゃんを見ていつも思う

なっちゃんはなっちゃんだから愛されているのか
猫だから愛されているのか

これといった「特別な手入れ」はしてないが
猫特有の丸みを帯びた曲線美は
神さまがくれた「芸術」にしか思えない

視覚に猫が入ると、目で追う
猫がこちらを見ると近寄れないか
柔らかい毛並みに触れないかと思う
できれば懐いてくれないかと望む

私は猫に生まれたかった

姿だけで足が止まるような
見つめれば気持ちがはしゃぐような
居るだけで独占欲に駆られるような
そう思わせる人に生まれたかった

「今日も元気かな」
「あ、いた!」
「可愛いな」なんて
猫はそこにいるだけ、努力なんてしてない

なっちゃんは、なっちゃんだから愛されるのか
猫だから愛されるのか
恐らく、どちらもだろうな
無条件に私から愛される要素を持つ

人間も同じ

その人だから愛されて
好みに沿うから愛される

この世界は愛に偏りがある

…なんてセンチメンタルに書いてみた

チャイナさん
I like spending time with you♪
(spellに自信ない)
毒、吐いたよ