ペットは責任を持てるようになってから
今回オススメするのは「星守る犬」という村上たかしさんの作品です。
本当は今日、「テセウスの船の犯人は誰なのか考察してみた!」という話を書こうとしてて途中まで書いてたんですけど、あらすじ探しに行ったらそのままネタバレ読んじゃって没に…
結局、推理した内容と違って想像を超えるワクワク展開みたいなので、ドラマも目が離せません!
ちなみに本や漫画は最後のオチを読んでからスタートするタイプです…!
ということで、今回はペットを飼おうと思っている人、動物が好きな人、大切にしたい人に読んでほしい、そして共感しあいたいオススメ本「星守る犬」をご紹介します。
若干ネタバレ含むので、見たくない人はあらすじまでにしてくださいね!
あらすじ
朽ち果てた車の中で寄り添うように、男性と一頭の犬の遺体が発見された。鑑定の結果は男性が死後1年。だが犬は死後わずか3ヶ月。この時間差が意味するものとは? それは哀しくも愉快な一人と一頭の、残されたわずかな“生”を生き抜く旅の終着点―。
ちょっとあらすじひっぱってきただけなんですけど、これ本当にずっと泣いちゃうんですよね。
中身は漫画になっていて、スラスラ読み進めることが出来ます。
ちなみに、この本に出会ったのは高校生の頃で、何気なく手にとってパラパラ読みしただけで泣けるくらいの涙腺破壊力を持っています。
動物の話だとすぐ泣くからあまりこーゆー系は読まないのですが、これは本当に読んでよかったなと思います。
感じたこと・考えたこと
1.関わる上での責任感
2.本当の幸せ
3.受け入れられない最後の描写
1.関わる上での責任感
自分以外の何かと関わる時は、責任を持って関わることができるのか責任放棄しないと決断できているのかを自分に問うべきだと感じた。
その対象が自分の大好きな人であっても、ペットであっても、物に対してもそうだと思う。
関わる以上、必ず何かしらの影響を与えることになる。
そしてそれがペットであった場合、飼い主である人間次第で運命は変わる。
”ハッピー”が不幸せだったとは一度も思いませんでした。
でも、もっと幸せな一生をおくることが出来たのは事実です。
2.本当の幸せとは
リストラ後、再就職も生活保護も受けなかった理由、私はわかるような気がします。
今まで守っていたものもなくなり、人のために生きてきたような”お父さん”だったからこその結果だったんじゃないでしょうか。
ただ、幸せな最後を好きな場所で迎えたかった。
それだけなんじゃないのかな。
人によって幸せは違うし、不幸も違う。
この二人の最後は絶対幸せだったはずだ。だから、最期の場面はかわいそうと思わずに見て欲しいなと思います。
3.受け入れられない最後の描写
見捨てる形をとってしまった家族
しょうがない部分もあるかもしれないし、苦渋の決断だったんだと思う。そこまでは本当に仕方のないことだ。
でも、最後の描写(続の方かも)だけはどうしても納得できない。
夫婦って、離婚ってこんなもんか?
自分達だけの幸せしか見えていない家族
"お父さん"と"ハッピー"の周りや関わっている人は割と、自分の幸せが1番!の人が多い気がする。
それが多分現実で、もっとひどいかもしれなくて映画に込められたメッセージの1つなんじゃないかと思います。
自分の幸せが1番の人が1番幸せになれる世界ってあるんでしょうか。
さいごに
「星守る犬」はここで完結している訳ではなく、実は「続 星守る犬」も存在しています。(…実はってなんやねん)
この続編は、切ないながらもハッピーエンドで終わっていて
でも、こちらも涙なしでは絶対に読めない内容です。
ちなみに、2011年には「星守る犬」映画化もしています。
漫画にも負けず劣らずの表現と内容ですごく大好きです。
ちょっと切なすぎて2周目はできてないですが…
Amazonプライム(無料)で見ることができるので、気になった方は是非チェックしてみてください!
では、また明日〜❤︎
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