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暇の研究マガジン

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2020年夏出版予定? 箕輪厚介編集の梅木雄平の書籍「暇の研究」に紐づく、マガジンです
このマガジンを読むと、暇についての理解が深まります。
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記事一覧

暇の先にあるのは、思い出の追求

この記事は2020年夏?発売予定の書籍「暇の研究マガジン」から8本目の記事です。 本記事は元々、本書の「おわりに」に相当するものなので、無料公開とする。過去記事を読みたいかたは、マガジンで購読するとお得です。 本書を手に取った読者の方は、この本に何を期待しただろうか。 暇とかいいなあ。自分は時間貧乏だよ。という人もいれば、まさに自分も暇で困っている!という僕と同じような状態の人もいるだろう。 本書は準富裕層以上のアッパー層、言い換えると経済的に比較的余裕がある人たちの

暇人は自分探しにも飽き、他人を助けたくなる

この記事は2020年夏?発売予定の書籍「暇の研究マガジン」から8本目の記事です。 前回までは、消費活動、自分探し活動について紹介してきた。もう終盤に差しかかるが、今回は「他人活動」と称して、他人のための活動の具体例を紹介していく。 第4章:他人活動 暇になるとまずは消費活動に没頭し、その後、自分探し活動に傾倒しがちであるという話をしてきた。 人によって順序は異なるが、多くの人は「消費」と「自分探し」のみで余生を過ごすことをかなり苦痛に感じるのではないかというのが僕の仮説

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暇になると、アートにハマり出す

この記事は2020年夏?発売予定の書籍「暇の研究マガジン」から7本目の記事です。 前回に引き続き、今回も「自分探し」の話。アートにフォーカスを当てる。 3-3.アートからアイディアのヒントを得る 自分探し活動として、フィジカルトレーニングとしてのパーソナルトレーニング、メンタルトレーニングとしてのコーチングを紹介してきた。 ここ数年、日本でも特にアッパー層を中心に、アートへの関心が高まっていると感じる。中でも、経営者やビジネスマンへ訴求する書籍が増えてきており、僕自身も

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暇人は消費活動に飽きて、自分を探し出す。体と心を鍛える。

この記事は2020年夏?発売予定の書籍「暇の研究マガジン」から6本目の記事です。 予めお伝えすると、本記事は前半のパーソナルトレーニングより、後半のコーチングの話の方が、ターゲット読者にとって学びが多いと思う。 ゆえにペイウォール(課金の壁)を置いておきました。 2章で代表的な消費活動を紹介してきたが、消費活動だけでは人は満たされなくなっていく。 消費活動は一定レベルに達すると、飽きてしまう場合が多いのではないだろうか。 年収1,000万円まで上がっていくときには幸

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暇になると、家にこだわりだす。高級不動産の真実

この記事は2020年夏?発売予定の書籍「暇の研究マガジン」から5本目の記事です。 3本目から5本目は、主に消費活動について紹介する。 今回は捉えようによっては、消費にもなるが資産形成にもなるという、不動産の話だ。 予め断っておくと、今回の記事はこちらの過去記事をベースに制作しているので、内容が被る点が多い。既視感あるなと感じた読者の方がいたら、ご了承いただきたい。 ちなみにこの記事は最終的には、僕の部屋の家賃の3〜4ヶ月分は売れた。 新作として今年はこういう記事を作

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僕は銀座のクラブで何を買っていたのか?

この記事は2020年夏?発売予定の書籍「暇の研究マガジン」から4本目の記事です。 前回の3本目の記事では、暇になるとまずは消費活動へ向かう。中でも、「港区おじさん」は暇な富裕層として象徴的な存在であり、その生態について解説しました。 前回は消費活動としてグルメ活動を主に紹介しましたが、こちらの記事では暇な富裕層が必ず一度は足を踏み入れそうな誘惑に駆られたり、実際に通ってきたであろう、異性関係のリアルな話をお届けします。 2-4.1ギャラ飲みアプリによる男女のマッチングの

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暇になると、まずは消費。「港区おじさん」は暇の象徴的存在

この記事は2020年夏?発売予定の書籍「暇の研究マガジン」から3本目の記事です。 人は、暇になるとまず何をするのか。 イメージしやすいであろうが、まずは消費である。 会社員を辞めて、フリーになった初日。昼間に渋谷の映画館で何かの映画を見たことを、僕は覚えている。 平日の昼から映画とか、空いてていいなあ! 平日勤務に縛られた会社員生活から解放されてすぐは、そんなことを思ったものだ。 それが日常となった今は、平日昼間の映画館に優越感を覚えることはない。土日は混むから、

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暇を生み出したビジネスモデルと、暇に対するメンタル

本稿は2020年夏発売予定「暇の研究」の一部を紹介したものである。 目次はこちら。 前回の記事では、「暇を持て余している、暇な富裕層7つの属性」について紹介した。 暇の研究にあたり、まずは「いかにして暇という状態を作ったのか」を僕の実体験を元に紹介したい。 1-1.サブスクビジネスの収益性の高さ 自分自身の話で手前味噌ではあるが、「暇の研究」は自らの実体験を通した研究であったため、僕が暇になった背景を自己紹介とともにまずはお話ししたい。 1984年生まれで北海道出身、

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暇を持て余しているのは誰なのか?暇な富裕層・7つの類型化

2020年夏発売予定「暇の研究」の一部をお届け。目次は下記からどうぞ。 時は2020年。デジタル化が浸透した社会において、企業活動は徐々にではあるが生産性が向上している。 トヨタ自動車が、事実上、終身雇用制の終末を宣言するなど、令和に入り、昭和から継承されてきた働き方が一気に見直されてきている。 会社員として所属する企業に一生を捧げるつもりの人もまだいるかもしれない。しかし、多数の企業が副業を解禁する動きもあり、多くの人が働き方を模索している。医療の進化により、平均寿命

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「暇の研究」の目次

「暇の研究」という本を書いてくれ。 友人である幻冬舎の箕輪厚介からそう言われたのは、2019年12月16日、三田の中華バル「漢」で超絶安くて美味い焼豚に舌鼓を打っていた頃だ。 以前から言われていたテーマだったけど、なんとなく纏まらなかったので、noteの下書きに書きかけたままにしていた。 年末年始が暇だったこともあり、2020年1月11日には原稿を書き終えて箕輪に提出した。 「夏前くらいに出そう!」と言われていたが、時はコロナショックで東京は2020年4月8日に緊急事