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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】輪島朝市が来月地元の商業施設で復活!テナント料や水道光熱費を無料にしたヤスサキ
能登半島地震による大規模な火災の影響で商いの場を失った「輪島朝市」が、7月に輪島市内の商業施設「パワーシティ輪島ワイプラザ」で復活することとなりました。地元での朝市開催は、地震以降初めてのことです。
地元商業施設での朝市再開
輪島朝市は7月10日からパワーシティ輪島ワイプラザで開催されます。この商業施設は、市立輪島病院近くの宅田町に位置し、食品スーパーや衣料品店などが入居しています。朝市の店舗はスーパーとテナントエリアの間の広いスペースを利用し、オレンジ色のテントを設置して衣類や輪島塗などを販売します。
無償の提供と地元復興への思い
パワーシティ輪島ワイプラザを運営するヤスサキ(福井市)は、テナント料や光熱費を無料とする方針を示しています。南部雅彦営業本部長は「地元で営みたいという方々に使ってもらい、コミュニケーションを取りながら生き甲斐を見つけてほしい」と話しています。また、干物や漬物を販売する場合には、スーパーの冷蔵ケースを利用できる環境が整っています。
防災意識の向上と地域の結束
中島朝市組合総務委員の中道肇さんは「7月10日は復興への第一歩」とし、輪島から始まる復興の象徴として位置づけています。説明会には約40人の朝市組合員が参加し、出店スペースや搬入口、陳列方法を確認しました。
50年以上鮮魚を扱ってきた浜木妙さんや、生花を販売する中津弘子さんは、地元での商売再開に喜びを感じています。また、冨水長毅組合長は「金沢などでの出張朝市には参加できない組合員も多く、地元で場所を借りられたことに感謝している」と述べています。
今回の朝市再開は、防災の観点からも重要です。地震や火災などの災害に対する地域の備えを強化し、地元コミュニティの結束を深める機会となります。地元商業施設の無償提供や冷蔵設備の利用は、商売を続ける上での衛生環境を確保し、災害時にも柔軟に対応できる体制を築く一助となります。
輪島朝市の復活は、地域住民の生活の支えとなり、地域全体の防災意識を高める重要な一歩となることでしょう。
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