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お茶が苦手なら

こんばんは つなぐ です。

私は子どもの施設ではたらく言語聴覚士です。

食べることが苦手な子や食べることが怖くなっている子、たちとの出会いがあります。

ようやく食べられるようになっても次は水分、です。

甘いジュースは好きだけど、虫歯も気になるし、それだけでお腹が膨れるのも心配…、という話はよく聞きます。

学会で発表したり、研究したりすることなく過ごしてきていますが、これまでの経験からの話です。

その子はミルクを飲むことも抵抗があり、離乳食もなかなかすすまず、でした。

なんとか食べすすめられてくると次は、やはり、水分です。

ある時、お母さんとの会話から味噌汁は好きみたい、出汁は飲むかな、といった情報がもらえました。

ん?出汁…

塩分は多少気になりますが、背に腹は変えられないと思い、お母さんに提案しました。

ええ?出汁?!

とそのお母さんは驚きました。

でも、とりくんでくれました。

飲みました。

そして、少しずつ薄めていき、今ではゴクゴク、麦茶、飲んでます。

これは半年もかかっていない話です。

今、できること、できそうなことで次につながること、将来を考え、保護者と一緒に考えていくこと、
そうしたことが今、その時でいうと、“未来“につながりました。

とりくんでくれたお母さんに感謝です。
本当にありがたいです。
そして、そのことはそのお母さんの自信にもつながったようです。


久しぶりですが、読んでいただいた方、ありがとうございました。
みなさんのスキがあることで頑張ることができています。

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