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「である」調、「でます」調、どっちが好きですか?

 noteを何となく読んでいたら、こんな記事に出会いました。

 「noteの記事をもっと読んでもらうために、「である」調は上から目線と感じる人もいるので、「でます」調で書きましょう。」

 へえ~と思いました。

 文章は「である」調で書くものと無意識に思い込んでいました。だって、僕が本で読むエッセイは「である」調ばっかりだったから。

 でも考えてみれば、そうかもしれませんね。本の場合、読者は著者のことを知っていて、もっと言うと著者のファンで、わざわざその本を手に取って読むわけですから、「である」調でも「上から目線」なんて感じないでしょう。

 それにひきかえ、noteの場合は、僕のファンなんているわけないし、どこのだれだか分からない僕が書いた記事を読んでくださるわけですから、敬意を持って、「でます」調のほうがいいんでしょう。

 そう思って、noteの記事を見ると確かに「でます調」で書いておられる方が多いですね。

 それに「でます調」のほうが、柔らかい感じがしますね!「である調」は真面目というか、硬い感じがします。

 文学作品を書きたいなら、一般的には「である調」なんでしょうが、エッセイなら「でます調」のほうが読みやすいかもしれません。

 ちなみに好きなエッセイをチェックしてみますと、井上ひさしさんは「である調」、川上未映子さんも「である調」、宮本輝さんも「である調」。

 やっぱりみんな「である」調ですね。

 村上春樹さんは「である調」をベースに、読者に語りかける部分で「でます調」を使っておられ、それが独特のリズムをつくっています。

 さすが、村上春樹さん!


 そんなわけで、僕も今日は「でます調」を使ってみました。

 皆さんは、どちらがお好きですか?

 


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