見出し画像

自分の居場所はどこか? 最後に辿り着くところ。②

(①からの続きです。)

家族との中に自分の居場所を見出すこともできます。たとえ、仕事がなくても、結婚していなくとも、付き合っている人いなくても、家族はあなたのことを受け入れてくれているかもしれません。あなたが病気になった時に、あなたの世話をしてくれる人は誰でしょうか。両親、祖父母、親戚のおじさんやおばさんなど、家族との間に深い関係があればそこも自分の居場所になります。

色々な場所に自分の居場所を見出すことができます。
その中でもあなたの母はあなたのことを受け入れてくれているはずです。
人それぞれの過去の背景がありますが、多くの場合あなたがいまそこに生きているのならば、何も一人でできなかった赤ちゃんのときに、誰かがあなたの世話をし面倒を見て大きくなっていくことをサポートした人がいます。自分の人生の時間、エネルギーを使って、育ててくれた人。そんな人の代表が母親です。あなたの人生がいいときも、そう出ないときも見てくれていたのが母親という存在だったのではないかと思います。

こうして見てみると、色々な場所が自分の居場所になりますが、自分以外の他の人すべてとの関係がなくなってしまったらどうなるか?
その時私たちは、人の記憶の中から永遠に忘れられてしまい、自分の居場所も同時に失われてしまう、そんな風に思うかもしれません。

しかし、たとえ誰もあなたのことを気にかけてくれなくとも、信じてくれなくとも、全ての関係が失われてしまったとしても、この世でたった一人で生きているように感じていたとしても、あなたは一人ではありません。

世界の中で自分だけが一人で存在していると圧倒的な孤独を感じているときでさえ、ご神仏は見ています。すべてを見ています。人知れず誰かの役に立とうと努力している姿も、ちょっとズルをしていることも、本音を隠していることも、無理をしていることも、絶望している姿も、幸せでいるときでも、誰も自分のことをわかってくれないと感じているときも。

神様や仏様はあなたのことを知っています。
その存在を信じていても、信じていなくても。
だからこそ、神様や仏様が最後の自分の居場所とすることができます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?