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おばあちゃんっ子

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#ノスタルジー

『いい塩梅』

おばあちゃんは、私の好物をいくつも奪った。

横取りして、食べたわけではない。

与えすぎるのだ。

幼い頃小食で、食にほとんど興味がなかった私が

「甘エビが好き。」などと一言でも口にすると、

次の日には、甘エビがドーーーーンっと、大皿で食卓に並ぶ。

好物にも、限度というものがある。

いくら好きでも、限界というものがある。

食べ物だけでなく、オマケのついたお菓子もそうだ。

買い物につい

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おばあちゃんいないいない病

おばあちゃんいないいない病

私とおばあちゃんは、時に衝突もした。

原因は、いつも私が学校から帰って来ると、
ダラダラと過ごしていて、
それをみかねたおばあちゃんが

「早く、勉強しちゃいなさい!」と言う。

「早く、勉強しちゃいなさい!」は、ヤル気をなくす最強の言葉だ。

私は、おばあちゃんに

「あ〜ぁ。
今、やろうと思っていたことろだったのに、
おばあちゃんにそう言われたら、
ヤル気がどこかに飛んでっちゃった。」と

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嬢ちゃんばーちゃんとクリスマス

嬢ちゃんばーちゃんとクリスマス

おばあちゃんには、社会性なるものが欠如していた。

呉服屋の長女として生まれ、

高校を出ると、東京の呉服屋さんへ『行儀見習い』に出たものの、呉服屋のご隠居さんご夫婦に可愛がられ、歌舞伎に食事にとお供させてもらい、そのまま結婚。

社会に出ることなく、家庭に入った。

そこで贅沢なるものを覚え、
のちに家計の計算もできないため、
大いに苦しむことになるのだが、、、。

東京で暮らし、

母がおばあ

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共犯者 〜真夜中の誘惑〜

共犯者 〜真夜中の誘惑〜

私とおばあちゃんの部屋は、階段を登り、
踊り場を挟んで、右と左だった。

小学校の頃は、一人で寝ていて寂しくなると
お隣のおばあちゃんの部屋の襖を開け、
おばあちゃんの布団に潜り込み、

「足が冷たいから眠れない。」と言っては、

おばあちゃんの足の間に、
自分の足を挟んでもらい、
安心して眠りにつく。

中学になると、一応、試験勉強なるものもあり、
自分の部屋で勉強机に向かうものの、
テレビ番組

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【優しさという名の特効薬】

【優しさという名の特効薬】

おばあちゃんは、小さきもの達に、
本当に優しかった。

幼い頃から私が病気で食欲が落ちると、
おばあちゃんは一口もご飯が喉を通らなくなってしまう。

おばあちゃんにやしなってもらい、一口私がご飯を食べると、
ホッとした顔になり、その顔をみて、
今度は頑張って私はご飯を食べる。

私がご飯を食べ終わると、
ようやくおばあちゃんは食事が喉を通るようになるからだ。

おばあちゃんは、普段、少食ではない。

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