イギリス社会人留学 「アラブの風早くん」との地獄のプレゼン準備
バッハ・コナカです。前回の記事でもお話しした、さわやかなルックスで、おそらくとんでもないおぼっちゃまで、ちょっとツンデレ系の「アラブの風早くん」ことサウジアラビア出身の青年。そんな彼と一緒にプレゼンを準備しなければならなくなり(ここではとにかくクラスメートとの共同作業プロジェクトが多い)、インスタとWhatsappを交換してやり取りを始めました。間違えて電話発信をしてしまったところからメッセージを交わしたり、一緒に学校のラウンジで準備してコーヒーをご馳走してくれたり、サウジアラビアの文化(今でも夫が4人妻を持てるとかそういうこと)を教えてくれたりと、結構最初は仲良くやっていたんですが、だんだん風早くんのセルフィッシュかつチャイルディッシュかつ他者への決定的なリスペクトのなさに、結構しんどくなってきてしまい。
おまけにそのプレゼンではパワーポイントを作らねばならないんですが、文字通り彼、なんっにもしないんですよ!話し合おうとしても携帯をいじっていたりと進まず。他のグループではしっかり助け合っているのに!と怒りがこみあげてきました。この感じ、小学校を思い出します。「男子、ちゃんと掃除やってよ!」っていうあれです。
風早のご機嫌を損ねないようにやんわりといろいろ提案して歩み寄ろうとしてきましたが、担当分リサーチに関しても何もやっていないことが判明し、「もう少し協力的になってくださいませんか」とメール。すると風早(もはや風早でもなんでもない)は私のインスタをブロ解!笑。子供か!と吹き出してしまいました。
あまりに煩わしく母に相談したところ、「その人の分もあなたが担ったリサーチやプレゼンの技術が結局全部自分のために身につくんだからやればいいじゃない。自分のために勉強しに行ってるんでしょう?」と言われ、「ハッそうだった」と納得。仕事じゃないんだし、相手に同量を求める必要なんてないんでした。何を勘違いしていたんだ、私は。
そうしてあとは勝手にサクサクと進め、クールな大人の対応(ていうか実際かなり大人だと我にかえる)で役割分担も乗り越え、プレゼンは無事に終わりました。やっぱり堂々と人前で英語を話すのはいまだに難しいけど、練習のときよりはうまくできたかな。何はともあれでしたが、良かった良かった。
ちなみに私がそんな感じで邪悪な風早に振り回されている間に友達の中国人の女の子は別のサウジアラジアの男子とひっそりビーチに行ったりデートしていたりして、「ねぇ、ここ高校?」みたいな現実が起きており、めちゃくちゃ面白いです。
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