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ローカルのギャルとクラブへ行った話 イギリス社会人留学

前回の日記の続きですが、プライドパレードの後、現地でできた友達とその友達計4名でクラブへ繰り出しました。パンデミック中は全く行ってなかったので、かなり久しぶり!!とはいえ今でもコロナは存在しているので、念の為いわゆる「大箱」と言われるような大きめのところへ行くことに。こちらの若い女性たち、80%の確率でお腹を出しているので私も思い切ってクロップトップ?ブラトップを古着屋さんで買って、繰り出しました。ただお腹がすーすーとちょっと寒かった。友人は顔にペイントを施し、裸同然の薄着、でもとってもキュートな装いで登場。
何億年ぶりのクラブ。なかなかにエンジョイしました。踊るって人類の根源的な欲求に紐づいているのではないだろうか、と思うほど。ヒップホップやドラムンベースやハウス、テクノ、ディスコなどジャンルごとに分かれていて、気分にあわせて移動する、気分に乗じてお酒を飲む。まぁ東京の大きなクラブとあまり変わりません。どうでも良い話なんですが以前ローカルの子と音楽の話になり、「僕はジャーマンベースが好きなんだ」と言われて「ジャーマンベースって何?ドイツ発祥の何か?」って聞いたら「Drum and Bass」だったという、超恥ずかしい話があります。自分のリスニング力の低さに文字通り耳を疑いました。

イギリス人のカルチャーとして酔ってくると他人を誰かれ構わず褒めまくるというのがあるらしく。行きがかりの他人に友人が「I love your outfit!」と突然話しかけられたところ友人もかえす刀で「I like your dress, that is amazing!」と褒め返していました。たぶんコナカもクラブで話しかけられるよ、と予告されてましたがその通りで、後々クラブのバスルームでかなり泥酔した女性に「Oh my god, why you're so beautiful? Just, stunning!(待って、あなた輝きまくってるけど大丈夫そう?)」と大袈裟なのをいただきました。

ところでびっくりしたのが、ギャルたち、踊っている間もずーっと写真と動画を撮って、InstagramかTikTokに上げてるということ笑。トイレに行ったときなんて、30分は滞在してお互いのセルフィーを撮り合ってました。これってカルチャーなんだろうか?と逡巡しましたが、自分も20そこそこのときはこんなんだったかも、と。若さっていいですね。「コナカも撮ってあげるよ!」と言われて「いや、私はいいや」と最初は丁重に断っていたものの、最終的には一緒になって撮ってましたね笑。ただなんだろう、大変そうでもありました。そうやってその子たちは自分を可愛く撮って、SNSに上げて、しかもストーリーズの足跡をわりと確認してるんですよ。シンプルにSNSの害悪の最たるものという、つまらない老人のようなことを思わずにはいられません。あるいはルッキズムによる呪縛というべきか。旧Facebook社がめちゃくちゃ叩かれてる要因そのものみたいな。若いっていうのは自由なようで、とても窮屈なんですよね。でも当事者はそう思ってないし、楽しんでいるし、ただただエナジェティックに生きている。要するにこれがお節介というもので、この時代の気持ちに戻って満喫させてくれた彼女たちの若さと懐の深さに、最大の祝福と賛辞を送って締めくくりたいと思います。
次の日はまったく起き上がれず、やはり「体力の差」を実感せざるを得なかったのは言うまでもありません。

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