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「これは大丈夫?」小麦アレルギーでも食べられる食材3選

みなさん、こんにちは!
福島県天栄村で「う米めん」というグルテンフリーの米粉麺を製造している樽川千香子と申します。

前回の記事では「この食材に小麦が入っていたの!?」とビックリしたものを3つ選んでお話しさせていただきました。

それにしても、あれもダメ、これもダメとなってしまうと逆に「何だったら安心して食べさせられるの?」と思ってしまいますよね。
そこで今回は、ちょっと意外だけど小麦アレルギーの方でもチャレンジしやすい物を3つ、ご紹介します。


①お醤油

お醤油は、その原料に小麦を使っていることが多く、原材料からみて普通に考えれば小麦アレルギーでも大丈夫なの?と思われるかもしれません。
しかし、厚生労働省の見解として「醤油は発酵の過程で小麦タンパクが完全に分解されるため、基本的には小麦アレルギーであっても摂取することができる」とされており、含まれるとしてもごく微量の小麦量になっているケースが多いようです。そのため、重度の小麦アレルギーの方でなければ、あまり神経質になる必要はないと言える食材です。
ただ、どうしても小麦が気になる方は、原料に小麦を使っていないたまり醤油や、小麦不使用と表記されている醤油を選ぶことをおすすめします。


②麦茶

麦茶に使われているのは麦の種類の中でも大麦と言われるもので、正確には殻付きの大麦種子を焙煎した飲み物です。また、小麦アレルギーの主原因となるグルテンは、基本的には小麦やライ麦などを水でこねたときに生成される成分なので、そういった面から考えても麦茶は小麦アレルギーの方でも飲むことができる飲料と言われています。
ただ、重度の小麦アレルギーの方やセリアック病の方などは麦茶でもアレルギー反応を起こす場合がありますので、お医者さんに相談してから飲料するようにしてくださいね。


③お酢

日本の食文化には欠かせない調味料の一つであるお酢。
そんな「お酢」と一言で言っても色々な種類があり、大きく分けると米酢・玄米酢・穀物酢の3つに分けることができます。
この中で、「穀物酢」は小麦やトウモロコシなどの穀物を原料とした醸造酢なのでグルテンが含まれていることがあります。また、原材料に小麦が書かれていない場合にも、大麦やライ麦等が使われていることもありますので、敏感な方は避けた方がいいかもしれません。
一方、米酢や玄米酢は原材料がお米であるため、グルテンが含まれていることは殆どなく安心して使うことができます。同じく、西洋の酢(バルサミコ酢やワインビネガーなど)も、原料に小麦を使うことが少ないため、基本的には小麦アレルギーを心配しなくていいようです。
ただ、最近は便利な加工酢(ポン酢や調理酢)も販売されており、それらには小麦を原材料として使っているケースも考えられます。心配な方はグルテンフリーが明記されている酢を使いましょう。


いかがだったでしょうか?
他にも、家庭で使う調味料としては味噌、マヨネーズ、ソース、ケチャップなど色々な種類がありますが、これらの原材料には小麦や穀物酢を使っているケースが少なくありません。
調味料には一見してどっちかわかりずらい「隠れ小麦」がひそんでいる場合があります。

小麦アレルギーに敏感な方や心配な方は、小麦が含まれていないことが明記されている商品を積極的に選ぶようにし、その上でお医者さんと相談しながら豊かな食卓を囲めるよう、今後も美味しいう米めんを作って行きますね!

その手助けにう米めんがなれるよう、これからも精進して参ります!


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