見出し画像

凡人の私が選ぶ、素敵で痺れる言葉たち

タイトルの通り、今まで出会った言葉や文章の中で、印象に残っているものをただただあげていくだけの記事です。笑

ナナメの夕暮れ(若林正恭)

”絶望に対するセイフティネットとして、趣味は必要である”そう確信している。(中略)その時にやっと、人間は内ではなく外に向かって生きた方が良いということを全身で理解できた。教訓めいたことでもなくて、内(自意識)ではなく外に大事なものを作ったほうが人生はイージーだということだ。外の世界には、仕事や趣味、そして人間がいる。

ナナメの夕暮れ 文庫版より

文筆家としての若林さんのファンなので(もちろんお笑いでも好き!)、この言葉に出会ったのは、だいぶ前なのだけれど(今調べたら2018年出版だった)、ものすごく泣いた記憶がある。文庫版になって再読しても、やっぱりこの文章は本当に良い。
2018年の私は、この言葉を「頭でわかっていても心ではわかっていない状態」が苦しくて泣いたのだと思います。2024年の今では、自分の心にしっとりと馴染ませるようにして読み返しています

わたしを空腹にしないほうがいい(くどうれいん)

赤い炎よりも熱い炎が、涙や海と同じ青色であることを、いまでもわたしは救いだと思っている。

わたしを空腹にしないほうがいい あとがきより

そこかしこで激賞(ちょっとオーバーかな?でも許してほしい!)されている、この「わたしを空腹にしないほうがいい」。
内容もチャーミングで、すっごく素敵な本なのだけれど、私がこの本を推したい理由は、あとがきの、この文章に打ちのめされたから。こんな文章を綴る人のすばらしさよ。そこからずっと、れいんさんのファンです。
(一般の書店やアマゾンでは取り扱っていない本なので、恵文社様の通販サイトを引用しました。)

ジョブズで替えがきくんだったら大丈夫ですよ(カズレーザー)

スティーブ・ジョブズがいなくなってもAppleってずっと業績伸ばしてる。ジョブズで替えがきくんだったら大丈夫ですよ。

カズレーザー(お笑い芸人)の名言

最後だけ本じゃなくて、しかも引用元が不明瞭ですみません。笑

仕事で悩んだときにたくさん話を聞いてくれたグループLINEの中で、ひとりの友人が贈ってくれた言葉。「今は、先輩たちに甘えながら会社に貢献すればいいと思うよ」という言葉とともに、この写真が送られてきました。

本来は「仕事辞めたかったら周りは気にせず辞めたらいいよ」的なときに使う言葉なのだろうと思うのですが、私の場合は、自分が凡人であることを自覚し、なんでもやろうと気負いすぎていた心が、すーっと楽になりました。ジョブズみたいなスーパーマンにはなれないもんね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?