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ユネコン 2022.1.26 ROADSHOW

■スクリーン1:モンスターパニックムービーのすゝめ

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2020年公開 ロシア映画 「スプートニク」
配給: AMGエンタテインメント
https://eiga.com/movie/94282/

東西冷戦下の1983年、ソビエト連邦では宇宙開発が進められていた。
宇宙船は順調に任務をこなし地球へ帰還するも、謎の事故により乗組員は1名を残し、死亡していた。
唯一生存した乗組員は秘密軍事施設に監禁されてしまう。軍の依頼で施設に訪れた医師である主人公は、彼の体内に未知の生物が寄生していることに気付き…

寄生したエイリアンと軍の陰謀を絡めたロシア発のエイリアン映画で、
「エイリアン」シリーズのような派手さは無いものの、物語の冒頭から感じる不気味な雰囲気が、本作の魅力だと思われる。
本作のエイリアンは、アルビノのように色素が薄く、細いトカゲのような気味の悪い外見で、映画の雰囲気に抜群にマッチしている。

ちなみに映画のタイトルの「スプートニク」は、「衛星」「付随するもの」という意味で、恐らく寄生するエイリアンを表現したものとなっている。また、世界初の人工衛星の名前が「スプートニク」であり、地球に最初に来たエイリアンであることを、比喩しているのではないだろうか。

日本版のポスターを見ると、「エイリアン」シリーズや、「プレデター」シリーズのように派手な戦闘がありそうな雰囲気だが、そこは控えめに作られている。どちらかというと、「メッセージ」などのようにサスペンス性が強い映画となっているため、SF映画が苦手な方にも是非お勧めしたい映画だ。

■スクリーン2:ホラーゲームからの移植系映画 探索

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2005年公開 アメリカ / カナダ / ドイツ合作映画
「ハウス・オブ・ザ・デッド」 配給:日活
https://eiga.com/movie/52504/

ある孤島で開催されるパーティーに、訪れた主人公一行。
だが、その島は地元民から「死の島」と恐れられる、いわくつきの島であった。どこからともなく現れる大量のゾンビを倒し、一行は無事に島を脱出できるだろうか…

1990年代 - 2000年代のゲームセンターには、どこにでも設置されていたアーケードゲーム「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」シリーズを原作とした映画で、作品内でゲームの映像が一部使用されるなど、ゲームのエッセンスが各所に散りばめられている。

本作で登場する敵は基本的にゾンビのみだが、「バイオハザード」シリーズや「ドーン・オブ・ザ・デッド」のゾンビとは大きく異なり、武器を使用したり泳いだりすることが出来る。
ゲームを踏襲したゾンビなので、ゲームをプレイしたことがある方ならわかると思うが、初めて観る方は驚くかもしれない。ちなみに、ゲームに登場する巨大なモンスターは登場しないため、リブートする機会があれば、ぜひ登場させてほしい。

ストーリー面としては、原作がアーケードゲームということもあり物足りない部分があるが、難しいことを考えずに観ることができる利点もあり、エンターテインメント作品としては問題無いレベルだ。
続編の「ハウス・オブ・ザ・デッド2」も製作されているので、本作を観ておもしろいと感じた方は、是非チェックしてほしい。

■スクリーン3:動物 × 人間 Heartwarming Films 特集

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2021年公開 オーストラリア映画
「ペンギンが教えてくれたこと」
https://eiga.com/movie/94355/

旅行中の不慮の事故により、心を閉ざしてしまった一人の母親。
ケガをしたカササギとの偶然の出会いにより、生きる希望や家族との絆を取り戻していく…

旅行先での事故により下半身不随となった女性が、一羽のカササギとの出会いを通し、人生の希望を見出していく映画で、驚くことにノンフィクションであり、書籍「ペンギンが教えてくれたこと ある一家を救った世界一愛情ぶかい鳥の話」を原作としている。
ちなみに、映画のタイトルの一部でもある「ペンギン」は、カササギの名前であり、動物のペンギンは出てこない。

本作を観る前は、カササギの感情表現はどのように行うのか懸念があったが、実際に観てみるとカササギの行動や仕草で感情を読み取ることができ、しっかり感情表現できていることに驚いた。また、既存の映画で鳥を主体とする映画はかなり少ないこともあり、貴重な映画と出会えたように思う。

主演は「21グラム」や、「ザ・リング」シリーズの「ナオミ・ワッツ」と、「ウォーキング・デッド」の「リック・グライムズ」役として長い間主演を務めた「アンドリュー・リンカーン」で、特に「アンドリュー・リンカーン」は「ウォーキング・デッド」で培われた経験か、各シーンでの迫真の演技が、とても魅力だ。
また、もう一人の主人公であるカササギのペンギンは、ほとんどCGは使用されておらず、90%以上は本物のカササギが出演している。CGと見間違えるほどに、素晴らしい演技力のため、こちらも是非チェックしてみてほしい。



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