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何のためにYOGAをするのか?その目的とは?【ヨーガ哲学:ヨーガ・スートラ解説 第1章1,2,3】

みなさまこんにちは。
ヨーガ哲学を学び始めて12年、教え始めて早7年目になろうとしていますが、みなさまはヨーガの哲学書を読んだことがありますか?
もし読んだことがある方がいたとしても、読んでも全く意味がわからない、というのが正直な感想だと思います。

ヨーガをしたことがある方、定期的に継続している方、更に深めている方などなど、年々ヨーガ人口が増えているように感じますが、それはアーサナ(体を動かす)を練習している方がほとんどだと思います。
アーサナを最速で深めたい方やヨーガの面白さや効果を倍増させたい方にぜひ
ヨーガ哲学を学ぶことをオススメしたいと思うんです。

なぜ哲学を?と思うかもしれませんが、今まで私がティーチャートレーニングや、ワークショップ、今はオンラインにて毎週土曜日にヨーガ哲学を教える度に、毎回生徒さんの普段のアーサナや呼吸がダントツに上達していきますし、その効果が早く現れるからです。
おそらく、ヨーガ哲学を通して「ヨーガとは?」ということを深く理解していくので毎週のアーサナの練習への向き合い方が変わっていくからだと思います。

以前あるヨーガスタジオで、毎週25名くらいの生徒さんにアーサナクラスを教える中で、ワークショップの機会をいただきヨーガ哲学を1ヶ月に1回のペースで教えることになりました。
そのワークショップにはヨーガ哲学という、一見するとアーサナに関係ないようなハードルが高くて難しいことを学び、勉強しないといけないという敷居を飛び越えてきてくれた4人の生徒さんが集まってくれました。

1回目のワークショップを終えた翌週のアーサナクラスで、その4名のアーサナが他の生徒さんに比べて格段にレベルが変わっていたのに驚いて、思わず「みなさんで集まってアーサナの練習してきたの?」と伺いましたが、みなさんはただ「哲学のクラスを受けてから、今日の練習で体と呼吸にすごく集中できた」とのことだったんです。この時に私はやはりヨーガ哲学の大切さと、教え続けていくことを決心したのです。


私ももれなく初めてヨーガ哲学を学んだ時は、何の事を言っているのかほとんど理解出来ず、インドでのヨーガ哲学の授業中はほとんど寝てしまっていました。
(毎朝5:00起きでアーサナとプラーナヤーマ、瞑想のクラスを終えてから
朝食後のクラスだったので、という言い訳を付け加えておきます)

そんな私が今なぜほぼ全てのヨーガ哲学を理解できるのか?という経験談とコツは
「ただヨーガを学び、教え続けているから」ということなんです。

ヨーガをする上で必ず読んでおいて欲しい聖典「ヨーガ・スートラ」について
こちらのnoteで少しづつ重要な節の解説をしていきたいと思いますので、
「ヨーガとは?」というところを紐(スートラ)を辿るように、段々と知っていただけたらとても嬉しいです。

過去に何冊ものヨーガ・スートラの英語訳や日本語訳、原文を読んできた上で、
私が見解する、なるべく身近でわかりやすい方法でお伝えできればと思います。


これからの時代は、
・物質的な豊かさ(外見・それは私たちにとって体を含めた仕事やお金や持ち物、周りの環境などの目に見えるものなど)
よりも、
・精神的な豊かさ(内面・それは私たちにとっては、目に見えない心の状態や精神状態、性格、記憶やカルマや使命、などなど)
の方が大切になってくる時代だと思います。


もしヨーガ哲学や、ヨーガを深めてレベルアップして自分の体と心を健やかにしていきたいという方は、ご興味があれば4月からヨーガ哲学をしっかり学んでいくティーチャートレーニングも予定しております。
1月までのお申し込みで早期割引もございますので
ぜひこちらをご覧いただいて、一緒に学びを深めていただけたらとても嬉しいです。



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さて、本題ですが、

ヨーガ・スートラの第1章1、2節は、以前YouTubeで紹介しています。
是非お試しで下記のリンクより動画で見てみてください。

ヨーガ・スートラ第1章_第1節 決める//行動する//変わる//シンプル!
atha yoga-anuśāsanam ||1||

ヨーガ・スートラ第1章_第2節 目に見えないマインドと//目に見える体を//合わせるだけ//簡単!
yogaś-citta-vrtti-nirodhah ||2||


さて、そして第3節ですが
【ヨーガ・スートラ第1章_第3節 YOGAってそもそも何のためにするのか?】
tadā drastuh svarūpe-'vasthānam ||3||
を解説していきます。
まずは直訳の意味ですが、

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