習いごとの一つのような塾生活
塾生活の始まり
塾の春期講習は、春休みも終わる3月28日から
一週間で終わった。
小学校の春休みは学年も変わるし、
夏休みのような宿題も無く、
プールのような活動も何もない。
塾をスタートするには、時間的に余裕がある時期だったと思う。
友達と一緒に学校へ行く感覚、そんな感じを娘は持っていたようだ。
春休みに塾をスタートし、楽しそうに通っていたのでやめる理由もなく、
小5になってもそのまま通塾した。
私はというと、その年、小学校のPTA活動をしていた。
そのため、小学校へ行く回数も多くていつもより忙しかった。
塾の勉強のことは、すっかり塾任せにしていた。
そんな中、塾からそろそろ志望校の見学に行ってくださいと話がある。
中学受験を考えている人で早い人は、小学4年生の頃から学校見学へ行くなどして、受験に関する情報収集をしているのだと思う。
受験について真剣に考えることをしていなかった私たち家族は、連休があるとキャンプや夏休みの旅行計画を立てることに重きを置いていた。
その頃、我が家ではキャンプブームが到来しており、私はキャンプ場の下調べばかりしていた。
夏期講習
夏休み、塾はもれなく夏期講習期間となった。
お弁当を持って22日間、友達と自転車で塾へ行く姿を見送った。
キャッキャ言いながら自転車を漕ぐ後ろ姿は、さながらピクニックに行くようだった。
中学受験で有名な大手塾は、お昼と夜のお弁当持参で、朝から晩までという話をよく聞いていた。
娘が通っていた塾は、夏期講習期間15時には終わったので、夕方から友達と遊べた。
この時期もまだ習いごとの一つのような感覚でいた。
楽しそうに塾に行って勉強している、というだけで安心していたのだ。
塾がないお盆休みを使って、私たちは相変わらずキャンプに行っていた。
慌てて学校説明会へ
夏期講習が終わるという頃、塾の先生に言われた学校見学のことをふと思い出した。
私は、夏休みの子どもの宿題のように慌てて学校説明会に申し込みをした。
学校説明会は、Web申し込みで簡単に行えた。
小5以下を対象にした説明会にチェックを入れた。
小6限定の説明会だと受験の具体的な説明になるのだろうか、と各説明会の詳細区分を見ながら思っていた。
小5はまだ時間がある、
正直まだそんな気持ちだったのだ。
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