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パンダが天鳳位になる日⑧破壊と再生編

天鳳は段位が上がる毎に、ラス(最下位)のマイナスだけが増えていく。
さらに鬼畜と思わされるのは段位が上がる毎に必要な昇段ポイントが増えていく。つまり段位が上がる毎に坂がきつく、長くなるのである。

誰やーー!こんなゲームを作ったのはあーーー!!


https://twitter.com/tsuno_s?s=20

おまえかーーーー!


2013年4月14日 7871戦目。
最初の九段は200戦持たずに降段しました。

200戦。体感的には即死です。

これが十段になるために登らないといけない坂…いや、崖。

この時、自分の麻雀の欠陥として分かっていたことがありました。

トップ率と和了率、立直率が圧倒的に少ない。

ラス回避を意識しすぎてなるべく他とぶつからないようにしたいという気持ちに引っ張られて、判断がすべて軟弱になっていました。
これに気づかせてくれた関西天鳳民との交流にはとても感謝しています。

ちなみに天鳳のラスへの恐怖からできあがった「トップが少なく2着が異様に多くなってしまっている状態」を、当時同じ2着特化型のプレイヤーとTwitterで「地蔵型麻雀」と呼んでいました。


体重



八段に降段後、今まで打ってきた感覚を一度捨てようと決心しました。
鉄強と呼ばれる人の配信や観戦をし、時には牌譜を見てもらいながら押し引きの基準を作り直しました。

今までの感覚と異なるパターンを選択していくのはすごく不安を抱きましたが、「従来の自分では絶対に十段の崖は登れないだろう。」その確信だけはありました。

多分、センスのいい人は早い段階からこう言った検討や訓練を行っているんだと思います。僕はまずここまでくるのに約8000戦もかかってしまいました。
でも、辿り着いたならそれでいい。生き残ったやつが勝ちなんや。



試行錯誤を繰り返しながら地蔵型麻雀を脱却した新生ウルトラ立直。

2014年1月15日。八段で打ち続けることおよそ1600戦。

9460戦目。 ウルトラ立直 二度目の九段へ昇段。

つやつや

この九段は最初の九段達成よりも数倍うれしかった…。
降段せずに1600戦を八段で戦い続けられた事実が、鳳凰卓常駐組になれたという実感をもたらしてくれたことをよく覚えています。

この新生ウルトラ立直で、今度こそ十段への挑戦を成功させてやる…!!


…しかしそう長くサクセスストーリーは続きません。

だってこれは天鳳なんだから。


次回→パンダが天鳳位になる日⑨鳳凰卓メンタル崩壊編


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