初プレゼンで挑んだ舞台裏に迫る!〜 JJUG CCC 2024 Fall で何を感じたのか?
こんにちは、ウルシステムズの@ultaroです!
今回は2024年10月27日に開催された「JJUG CCC 2024 Fall」で初めて社外プレゼンに挑戦した弊社エンジニアの吉橋さんにインタビューしてきました!私もいつかは…と思っていますので、その参考にしたいと思います!
初めての社外プレゼンが、800人程度の参加者が集まる大きな技術イベントいうのは、かなりドキドキする挑戦だったと思います。何がきっかけで登壇を決めたのか、そして5ヶ月間の準備を通してどのように内容を固めていったのか、お話を伺いました。
それでは、ここからは吉橋さんの挑戦の裏側に迫る体験談をお楽しみください!
はじめまして、ウルシステムズの吉橋です。現在コンサルタントとして福岡を拠点に活動しています。今回は、JJUG CCC 2024 Fallにて、初めての社外プレゼンに挑戦しましたので、それについてお話ししたいと思います。
1. 技術への情熱を胸に、初の社外プレゼン挑戦
私が普段関わっているのは、Javaを用いたWebアプリケーションの開発やアーキテクチャの検証です。特にMicroProfileやSpring Boot、Google Cloudといった技術に興味があり、これらを駆使して様々なプロジェクトに取り組んできました。今回、Javaの技術者が一堂に会する技術コミュニティイベント「JJUG CCC 2024 Fall」で初の社外プレゼンを行うことになりました。社内イベントでのプレゼンの経験はあったものの、多くの参加者の前で話すことは初めてで、大きな期待と不安が入り混じっていました。
2. JJUG CCC登壇のきっかけ
登壇のきっかけは、リーダーの一言でした。「お前はマネジメント向きじゃない。技術で行け!」と強く背中を押され、私も覚悟を決めました。普段の業務ではエンジニアリングとコンサルティングの両方に関わっていますが、やはり根底にあるのは技術への情熱です。それを形にして、社外でも発信したい!と考え、即座に社内の技術統括の方にJJUG CCCへの登壇希望を伝えました。
3. プレゼンまでの道のり:5ヶ月間の試行錯誤
5ヶ月前:アイデア出しと不安の始まり
JJUG CCCへの応募を決めたものの、最初はプレゼンのテーマが曖昧でした。技術統括の方はプレゼンを当日までサポートしてくれるとのことで、隔週での打ち合わせが行われました。打ち合わせで「とにかく話せそうなことで思いつくことを全部書き出してみて」と言われ、思いつく限り出してみましたが、テーマがなかなか定まらず時間だけが過ぎていきました。不安は募るばかりでした。
4ヶ月前:ターゲット分析とメッセージ決定
「参加者は何を求めているのか?」「自分は何を伝えるべきなのか?」という問いに向き合いながら、少しずつプレゼンの骨子が見えてきました。自分の立ち位置や伝えたいメッセージ、最終的なゴールを明確にすることが重要だと感じ、テーマを絞り込むことに集中しました。
2ヶ月前:方向性が決定、ストーリー作りの重要性に気づく
テーマを絞り込んだ結果、プロジェクトを通じて得たハイブリッドクラウド環境でのマイクロサービス化の話にフォーカスすることにしました。決定したテーマを元に、「スライドよりもストーリーが重要」という指摘を受け、まずはストーリー構築に全力を注ぎました。スライドは後から作成し、プレゼンの核となる部分をしっかりと固める作業に取り組みました。
4. 発表当日
前日までは正直、緊張がずっと続いていました。準備はしっかりしてきたとはいえ、「うまく話せるかな」とか「参加者の反応はどうだろう」と考えてしまい、なかなか落ち着かなかったんです。でも当日、ベルサール新宿グランドの会場に入った瞬間、妙にリラックスした気持ちに切り替わったんですよね。むしろワクワクしながらその時を待っていました。
話し始めた瞬間も、意外と落ち着いていて、自分でも驚きました。前列の参加者がこちらを真剣に見てくれているのが分かって、「よし、伝わっているぞ」と感じ、話すのがどんどん楽しくなっていきました。途中、予想外の質問があった時も、焦ることなくリラックスして対応できましたし、むしろそのやり取りが良いアクセントになったと感じました。
発表を終えた後は、何人もの方から「とても参考になりました」と声をかけてもらい、前日までの緊張がすっかり吹き飛んで、達成感でいっぱいになりました。この経験を通じて、自分の考えを直接伝える楽しさを改めて実感できたのは、本当に良かったですね。
5. 発表を終えて
今回のプレゼンで成功につながったポイントは、大きく3つあると感じました。
1. 聞き手を意識したテーマ設定
JJUG CCCの参加者が興味を持ちやすいテーマを選ぶため、事前にリサーチを重ねました。特に、実践的で具体的な事例にフォーカスすることで、参加者の関心を引き付けられたと思います。
2. スライドはシンプルに、メッセージを明確に
スライドはできるだけシンプルにして、伝えたいメッセージに集中しました。視覚的な情報を減らし、言葉でしっかりと補足することで、聴衆の集中力を切らさずに進められたのが効果的でした。
3. フィードバックをもとに改善
社内の仲間や技術コミュニティのメンバーからもらったフィードバックをもとに、プレゼン内容をブラッシュアップしました。リハーサルを重ねるごとに改善点が見えてきて、最終的に質の高い発表ができたと感じています。
一方で、次回に向けた改善点もあります。特に時間配分の面では、やや早口になってしまった部分がありました。もっと余裕を持って話せるよう、次回は時間管理を意識しながら進行したいと思います。今回の経験を活かし、さらにレベルアップした発表を目指していきます。
6. 最後に:次のチャレンジへ
今回のプレゼンを通じて、自分の技術への熱意を改めて感じました。社外の場で自分の知識や経験を共有することで、技術者としての成長を実感しています。これからも新たなチャレンジを続け、技術の魅力を多くの人に伝えていきたいと思います。どこかの技術勉強会、技術イベントで皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
――吉橋さん、ありがとうございました!私もプレゼンの機会があった時は、お話したいだいたプレゼンのポイントを意識して取り組みます!