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多様性をめぐる連続日記−3/3:Yellow

Black History Month(黒人歴史月間)にちなんだカラーテーマ3連作の最後です!

英語圏では、Black・Whiteに対して、どっちつかずの肌色の日本人(アジア人)はYellowと言われることがあります。戦時中のYellow Monkeyイエロー・モンキー、蔑称由来です。

実はさいしょ堅苦しいネタで書きかけていたけど、Yellowの符号は自分ごとでもあるので体験書いたほうがいいかなと思い、バッサリ書き直しました。

渡英前に読んだブレディみかこ氏の小説「僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルー」のなかにも、母親が通りすがりの人にYellowと陰口をたたかれているのを、息子か聞いて理解していたというくだりがありました(記憶ベースで正確でないかも)。

ああ、できれば我が子にはそういう体験はさせたくないと思ってたのですが、実際に暮らしはじめてみると、ロンドンは想像以上のダイバーシティの都で、意地悪な人にはでくわさないので安心しました。今どきのまっとうな英国人は、子供の時から「移民の隣人に不利益があってはならない」を教え込まれて育つようです。

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40代半ばで夫婦はじめての海外暮らし。旦那は一年の私費留学を終え、現地で仕事開始。7歳と4歳で渡英した子供二人はバイリンガルになれるかな?表では書けないニッチな話や個人的な考えも盛り込みつつ、ワンコインで月に20本前後をお届けします。購読中はマガジン内の過去記事(200本以上)もすべて読み放題です。

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