さぁ、好きな仕事に取り組もう!
フリーゲームプロデューサーのうきょうです。
今回は、
・これからお仕事をする方
・お仕事を始めたけどいろいろと不安がある方
・仕事がつらいよっていう方
・好きな仕事をしたいんだけど
という方にむけて、何か参考にならないかと思って記事を書きたいと思います。
中でも、夢や目標を追い求めることの危険性、具体化しすぎると、返ってモチベーションを下げかねないということも添えたいと思います。
◆私の概要、仕事のとっかかり
ちなみに私は田舎町で高校生の頃から仕事をしていました。初めて上京したのは19歳でした。大学、行けてません。まぁ高校すらも満足にいっていないかもですね。定時制でしたから。でも学習すること自体は嫌いではありませんでしたから、今は常に学びながら生きています。
◆私の仕事
私は自他共にゲームが好きですし、ゲーム業界で仕事をし続けることができています。厳密に言えばそれを選択できるように努力し続けています。死ぬ気で!
そうなるとよく「好きなことで仕事ができていいね」と言われることがあります。
この質問がきたときは、「そうなんですよ、ありがたいことに!」っていう感じで、テンプレ返答しちゃいますが、内心「いや、そのために人10倍努力していますよ」という気持ちを抱えながらも、それは口にしないことにしています。
私の職歴、生き方の流れはこちらの記事に概要を書いています。余談も多いですが、よろしければお願いします。
◆好きな仕事が必ずしもいつも楽しいわけではない
誰しもそうだけど、好きなことで仕事をしている人は意図してそれができるように努力をしていますし、必ずしもすべての工程が手放しで楽しい!というわけではないということは、仕事をしている人、すべての共通認識なのではと考えています。
そこは誤解ないようにとお伝えしたいと思います。
はぁ、なんだよそりゃっていう感じかもしれませんが、
仕事って本当に楽しいのか?
楽しい仕事って何なのか?
好きを仕事にするにはどうしたらいいのか?
好きなことが見つからない場合はどうすればいいのか?
などについて書いてみたいと思います。
6割りの人が、今やっていることは偶然
計画してやっているわけではない
これはデータ「30代で年収3000万円を実現した300人に聞いた! 稼げる人 稼げない人」からも明らかなのですが、みなさんがやっていることが計画や目標を持ってやってきているのかというと4割以上がそうではないという事実がデータとして出ています。
先日橋本徹さんもTVの中で「人生を計画どおりに実行したっていう人はまぁいない。ほぼ偶然」と語っています。
ちなみに私もゲームプロデューサーになったのは偶然です。もともとはライターになりたいって思っていた過程で編集者という職業を知って編集者になり、その後マーケッターになり、そこからプロデューサーになった経緯がありました。
「好きなこと」を仕事にすることよりも
「仕事を好き」になることが大事
試合では打ちたい球は来ない。
好きな球を待っていたのでは終わってしまいます。
- イチロー -
「あなたの夢は」とか、「好きなことを見つけなさい」とかいいますけど、それはあったらいいかもしれないけど、それがなくても生きていけるし問題はなにもないです。
ましてや上のデータから見てもそうですが、夢や好きなことを見つけてもそれでその通りになる確率は6割ということです。
ましてや今、世の中は目まぐるしく変わっていますから、夢も好きなことを具体的に立ててもいろいろと変わる可能性も高いのです。
だからこそ、好きなことを探したり、自分探しをしたり、夢を追い求めるよりも、目の前にある少しの興味に情熱を注いでみたり、片っ端にやってみて、自分が楽しいと思ったことをたっくさんたっくさん体験することの方が大事です。
夢や好きなことを見つけてから取り組む?
逆です。
取り組みながら、夢や好きなことを見つけていくというプロセスや手法もあるので、見つからない人は、行動しながら夢や好きなことを見つけていってください。
好きな球を待つ人は永遠にきません。
好きなこと、楽しいこと、
情熱が持てることを抽象化しよう
あなたが長期的に楽しいことを見つける秘訣、目の前のことを好きになれる秘訣、強みを発揮できる秘訣について少し書き出してみます。
■step1:いろいろ体験してみる
すごく目まぐるしく世の中は動いている中で、自分が本当にやりたいことは見つかりづらく、見つけるためには、本当にいろいろなものを体験しないとわからないわけです。食べ物も、いろいろなものを食べてみないと味がわからない。それと一緒です。
時には嫌だなと思ったことでも積極的に体験してみることです。
なぜ嫌だと思ったのか。
その結果体験してみたらどうだったのか?
そのギャップも含めて観察してみてください。
実はそんなに嫌じゃなかったりすることもありますし、勝手に自分が思っていただけなのかもしれません。
実はこの思考パターン、あなたが生まれて今まで生きてきた中で、無意識のレベルまで根付いている考えになっていますので、意図して変えないといけない行動になることが多いことも覚えておくといいです。
■step2:抽出する
仮に今あなたが辛いとか、楽しくないと思っていることでも
「好きだと思えること」
「業務のここは好き」
「この作業だけは好き」
「やりがいを感じること」
「充実感を感じること」について、
徹底的に箇条書きにして抜き出すことがとても重要です。
そして、なぜそう思うのか?
もあわせて徹底的に抜き出すことです。
それを、現在、過去、未来の視点で考えてみます。
今やっていることでそれに該当することはあるか?
過去やってきたことでそれに該当することはあるか?
未来それをやったらどう思うだろうか?
などを想定してみることです。
手段を変えても目的や目標は達成できる
やりがいも好きも楽しいも達成できる
上の作業の意図は何か?
それは、手段を変えてもその体験ができるならば、同じ強みを発揮したり、情熱を持てるようになることがあるということです。
例えば、人に尽くすことが好きという部分に価値観や情熱が持てるのであれば、それを実現する手段は、飲食業で、医療業でも、場合によってはエンタメ業の手段を通しても実現できるということです。
自分はこれじゃないとだめだとか、この職業じゃないとだめだとか、好きなことや楽しいと思えることは実現できないのではないか?とかというと、決してそうではないということです。
例えばTVタレントになりたいという人がいきなりTVタレントになることは確率として極端に低いかもしれないけど、動画やブロードキャストで放送しまくっている内に注目度が高まり、結果的にTVに出ることができるようになるケースもあるし、
もともとなんでTVに出たいのかというところを突き詰めたとき、お金がたくさん稼げそうだからという理由である場合、いろいろ模索している内に、TVタレントになる前に、別の手段で稼げちゃったからTVじゃなくてもいいんだ。むしろ今やっている事業の方がやりがいがあるし、面白いからそっちにハマっちゃったと気づく経営者なども実際にいます。
具体的にこれっていう目標や夢を仮に持ったとしても、それがあまりにも高すぎるものであった場合、そこに到達できるプロセスや手段がわからない場合、返ってやる気やモチベーションを下げかねません。
最悪な事例としては、どうせ自分なんてダメなんだと自己卑下したり、自己否定の感情がより強化されるだけです。
そんな目標や夢は返って害悪になることが多いわけです。
今のご時世、何が当たるかわからないし
何が自分を満たすのかわからない
ブームもそうだけど、自分自身が何を欲しているのかについては自分自身もよくわかっていないことがたくさんあります。
仕事を楽しんだ方がいい理由、楽しめるように努力するメリットはいろいろありますが、一番の理由は人生の中で仕事と関わる時間が相対的に多いからです。
お金があれば仕事はしないでいいという事例もあると思いますが、お金を得るぐらい楽しいことに没頭するのはとても幸せなことですし、充実感が得られます。
場合によっては仕事が家事、育児、ボランティアになる人もいると思いますが、いずれにしても、好きなこと、やりたいことにトライできる環境選びや、そうなれるように行動し続けることが好きなことに近づける一番の近道ですし、そこに到達できるコツの1つだと言えます。
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