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優秀な人は《全体最適》と《部分最適》の使い分けが出来る人
フリーゲームプロデューサー、うきょうです。
優秀な人ができる共通点を探っていると
この部分最適と全体最適の使い分けが実にうまいことに気づきます。
●部分最適とは?
特定の工程に焦点を当てた結果を出せすやり方、改善策、効率化の事。
●全体最適とは?
全工程に焦点を当てた結果を出すやり方、連結させる工程、改善策、効率化の事。
もう少し噛み砕いて書きます。
●部分最適しかできない人の特徴
例えば目の前のTVが映らないとしたとします。
そうした時、部分最適しかできない人は
壊れたTVを叩いて直そうとする人。
まさにこののび太のママみたいな感じ。
一方、全体最適ができる人は、
家、アンテナ、電波、通電、
外の電線、配電盤など、
あらゆる可能性を視野に入れて
TV外の全体像を把握した上で、
問題解決に取り組もうとする人です。
「全体最適」の推薦図書はこちら
「ザ・ゴール」エリヤフ ゴールドラット
●現場での事例紹介
例えばあるプロジェクトの売り上げを
伸ばしたいという課題が出てきた場合、
下記のような問題が出てきたと仮定します。
大カテゴリ:組織の課題
・情報共有の課題
・賃金の課題
・資金面の課題
・法整備の課題
・PRの課題
大カテゴリ:ゲームデザインの課題
・チュートリアルがつまらない
・持続性が弱い
・購入欲求が弱い
・アップデートが遅い
・イベントが単調
・報酬が弱い
・ゲームが遊びづらい
・快感が得られない
・友達とつながれない
大カテゴリ:マーケティングの課題
・PRの課題
・集客の課題
・広告クリエイティブの課題
・出向先の課題
・キーワードの課題
・露出内容の課題
・継続率の課題
・初期ドロップ率の課題
大カテゴリ:売り上げ面の課題
・課金金額の課題
・購入率の課題
・購入継続率の課題
・購入のしやすさ
などなど。
基本的に1つのプロダクトに対してこんな感じで課題は浮上してきます。これに対して、全ては繋がっているのが当たり前なんですね。
しかしながら特定の課題に対して部分的に対処しようとしても、それは部分最適になってしまうということです。
課題解決をするならば
まずは全体像を知る
基本的にはすべてにおいてこれが鉄則です。全体を知った上で部分対応をしない限り、同じ状況が発生したときに同じ問題が再浮上するからです。
例えば組織論に課題があって、
問題の1つに
社内の士気がマウンティングする
社員の気分1つで台無しになりがち
みたいなことがあったとした場合、
開発スピードを上げるために
「仕様書をよりわかりやすく書く」
「社内体制を強化する」
というようなアプローチをしたところで
根本的な解決にはならんということです。
それは部分最適であり、
かつ短期的な付け焼き刃の対応に
なりがちということです。
先に解決すべきはそのマウンティング
社員をどうにかすることです。
●全体最適のやり方事例
こんな感じで、結局のところ
部分最適をするためには
まず全体の状況をあぶり出す必要があります。
それから本来であれば、
全体最適と部分最適を
両方手をつけていくことが多いのですが、
この時、全体像を把握していないと、
部分最適が完全に間違った方向性に
行ってしまうことがあるということです。
●全体最適はシステム化に近い
ここまで読んでいただけた方は
お気づきになったかもしれませんが、
全体最適をすることは
全体の流れをスムーズに流すことになりますので
システム化を構築していることに近い感覚です。
一方で部分最適とは
壊れたテレビをぶっ叩いて直しているような感覚で
根本的な解決には繋がっていないということですね。
ほぼ運かな?w
一歩上をいく思考や視点を持つために、常に高い視点や全体像を俯瞰することを意識して取り組んでみましょう!
それでは、今日も行ってらっしゃい!
【執筆者:うきょう】
ゲームプロデューサー & 事業プロデューサー。ソフトバンク、LINE、NHNを経て2回目の起業。オンライン、オフライン問わずに幅広い職種でも対応できる事業戦略や商品、集客企画が強み。
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