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Instacartのロボットによるフルフィルメントセンター

今回はこちらの記事について書いていきたいと思います。
記事の中心内容は、Instacartがロボットによる自動配送のフルフィルメントセンターを作ろうとしていることです。

・フルフィルメントセンター

そもそも、フルフィルメントとは何なのかというと、オンラインでの注文・販売において、受注から梱包、配送までの一連の過程をいいます。

フルフィルメントセンターは、これらの作業を一括で行う倉庫のことを指しているわけです。

・ロボットの導入

今回、Instacartはこのフルフィルメントセンターへロボットを導入しようとしています。
それは、配達までの時間を短くするためだそうです。

というのも、アメリカでは、デリバリーにおける「注文から配達までの時間」が非常に競われているのです。
地域に密着したスタートアップ(Fridge No MoreGorillas)がその最前線に立っているといっていいでしょう。
Fridge No Moreであれば、ニューヨークで15分以内で配達することを約束しています。

この競争においていかれないために、Instacartはロボットを導入しようとしているのでしょう。

他の小売り大手のKrogerは、すでにロボットを中心としたフルフィルメントセンターを完成させています

・スタートアップの対応

少し余談になりますが、さきほどスタートアップは配達時間の短さで有利をとっていることをお伝えしました。
これは、InstacartやKrogerのような、いわゆる「大手」と競うためには配達時間が最も差別化しやすかった点だったとも推測されます。

しかし、InstacartやKrogerが「時短競争」にロボットで参入してきた今、他のスタートアップはどういった点で勝負をしていくのか、注目していきたいところです。

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