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「DAIZ」と「ENEOS」の提携から感じた「共創」の大切さ

今回はこちらの記事について、考察したことを書いていきたいと思います。

テーマは「共創」です。

・なぜDAIZとENEOSが提携するのか

DAIZ株式会社は植物肉「ミラクルミート」を開発するスタートアップ企業です。
一方で、ENEOS株式会社はエネルギーを総合的に提供する企業です。

一見、全く関係ないように思えましたが、ENEOSが2040年に自社排出分のカーボンニュートラルを目指しており、「低炭素・循環型社会への貢献」を掲げていることをしって納得。

というのも、このブログでは繰り返し書いておりますが、
①家畜の生産のために農地の80%近くを使っているが、カロリーは全体の20%未満しか供給しない
②家畜が排出する温室効果ガスが全体の14.5%を占めている

といった、問題が現状の畜産に存在します。

つまり、DAIZの取り組みはCO2排出量を削減できる可能性があり、ENEOSが掲げるミッションと合致したため、提携に至ったと思われます。

どのくらいCO2が削減されたのかが分かる「カーボンクレジット」の見える化が、植物肉で実証されれば、効果が測りにくい環境への貢献度が定量的に可能になるでしょう。

・「共創」の大切さ

数ある植物肉開発を行う企業の中で、なぜENEOSがDAIZと提携したのかは記事の中にある理由だけでなく、様々な物があると推測されますが、今回の記事を読んで改めて感じたのは「共創」の大切さです。

DAIZやENEOSは取り組みとしてSDGsの達成を掲げています。
ただ、当然このSDGsは非常に大きな命題です。
一人だけ、一企業だけではトレードオフを生んでしまうこともあるでしょう。お互いのアセットを持ちより、共創すれば、トレードオフを生むことなく目標に向かえるとそう感じたニュースでした。

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