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20世紀にデリバリーを始めていた「Kozmo.com」

今回はこちらの記事から学んだことを書いていきたいと思います。

現在、アメリカやヨーロッパではデリバリーの配達時間競争が加熱しています。

その内容をこちらの記事でも少し書かせていただいたのですが、この短時間デリバリーのモデルがアメリカでは2000年以前からあったらしく、その企業「Kozmo.com」について、少し調べてみることにしました。

・Kozmo.com

Kozmo.com(以下、Kozmo)は、1998年創業の企業で、食品や生活用品などあらゆる商品を1時間以内に配達するという事業を展開していました。
加えて、ビデオやゲームはレンタルでき、全国にあるスターバックスで返却出来るシステムを作ったそうです。

注文はPCからのオンライン注文で、配達は車や自転車などを使っていました。

1時間以内の配達は、当時であれば非常に画期的なモデルだったと思われますが、配達料をもらわないという無料配達サービスによって経営が圧迫され、倒産してしまったそうです。(ちなみにですが、2018年11月に新しいKozmo.comとして経営を再開しています。)

現代のデリバリー企業は配達料金設定に力を入れており、その流れはKozmo.comの前例があったからこそかもしれません。

・Kozmoと現在の違い

記事の後半は、今のデリバリースタートアップがKozmoと同じ道筋をたどらない理由が書いてあります。

①Improved Technology
②Strict Boundaries
③Consumer Behavior
④It’s On-Demand

の4つで、これらをかみ砕くと、

①テクノロジーによって、効率よく配送が可能になった。
②配達するジャンルや地域を制限することで、注文者全員に同じサービスの質を提供できるようになった
③オンラインへの注文が、生活者に浸透
④必要な時に手軽に注文できる環境になった

という変化をとげたことが理由でしょう。

Kozmoは1時間以内でしたが、GoPuffなら30分以内、Fridge No Moreなら15分以内配達を公言しており、非常に短時間になっています。
これを可能にしたのが①~④の理由であることは強く納得できます。

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