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フライヤーコレクターへの道⑩

どうも、ウクモリ ヒロオです。

気が付けば1日が終わっている…平日はそんな日が多くなりつつあります。
ここ数年、ありがたいことにご縁がある方々から様々な面でお声掛け頂けるようになりました。冬の寒さも楽しく感じられるのは、人のご縁を大切にしていたら良縁が多くなったからです。

海洋天堂

今日の映画もそんなことが感じられる作品です。2010年に中国と香港合作で作られました。
主役はジェット・リー。
アクション俳優として不動の地位を誇る彼が、初めて挑んだヒューマンドラマです。

ストーリーは、自閉症の息子を持つ父・ワンが、息子・ターフーと懸命に生きる姿を描いています。末期ガンに犯されつつも、懸命に息子のこれからを案じながら、成長を促すために出来ることをやり続けるワンの姿勢に心を打たれます。

周囲の人の支えがあるからこそ

この映画で印象に残るのは、周囲の人をも巻き込むワンの「献身」です。
自分よりも最愛の息子を…その一途な思いに対して周囲の人が、気持ちよく支援の手を差し伸べていく状況に、観ている我々も心が救われていきます。

作品を見終わると、なぜジェット・リーがこの作品にノーギャラで出演したほど、脚本に惚れ込んだのがよく分かります。
自らの強みであるアクションを封じ込めてまで出演してた彼の演技は、どこまでも澄んでいて、人としての温かさが随所に溢れ出しています。

決して派手なシーンはありませんが、この映画にはそれ以上に訴えかけてくるチカラがあります。

作品を観たキッカケ

実は「藍色夏恋」のグイ・ルンメイが出演していたからです。ただ、観終わったらそこがポイントでないことがよく分かりました(笑)

ただ、グイが演じているリンリンは、タイフーが自立するきっかけになった人物だともいえる役どころなので、重要な立ち位置だったりもします。
また、タイフーに徐々に親しみを感じるようになって触れ合っている時のリンリンはとても自然で、グイの演技力の高さを物語っているように感じました。

ウェン・ジャンに演技力

この映画の肝は、ジェット・リーの演技力であることに変わりありません。
ただ、タイフー役のウェン・ジャンの演技なしに、この作品は語ることは出来ません。
とても難しい役柄を見事にこなしています。

特にジェット・リーとの、親子が愛情を育む姿が上手く再現されているのは、彼がパートナーだったからこそ成立しているように感じます。

冒頭にシーンとぬいぐるみの置き位置

もし、作品を見てみたいと思う方がいらっしゃったら、フライヤーにも登場するこのシーンが、一体どんな意味を持っているのかにも注目して欲しいと思います。

そして、この冒頭のシーンと、後半のぬいぐるみの置き位置を見ていただければ、この作品が伝えたかったことを知ることが出来るかもしれません。

素朴な映画ですが、とても素敵な映画です。
この作品はリアルタイムでは観ておらず、先月Amazonプライムで初めて観たのですが、ここ最近観た作品の中では一番好きです。

多くの人に興味を持ってもらえればと思います。

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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