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下北沢なのに「新宿レコード」の深いワケ

どうも、ウクモリ ヒロオです。

先日、下北沢で仕事の打ち合わせがありました。私にとっては決して珍しい場所ではありませんが、私の住んでいるところからだと何気に不便なので、最近は行く機会がそんなにありません。最後に訪れたのは、ギタリストの茶々丸さんの誕生日ライブの時かも。DED CHAPLINというバンドが25年ぶりに再結成されると聞いて駆けつけ、驚くことに最後にGACKTさんが出てきたという奇跡の瞬間を目撃しました。

こんな前段を入れたのは、先日行けた場所に微妙に絡むからです(笑)
というのも、先日は待ち合わせ時間30分前に到着。単に喫茶店で時間を過ごすのが嫌いな私は、下北沢で行ってみたかったお店を思い出しました。

思い出いっぱいの店「新宿レコード」

行きたかったのは、「新宿レコード」というお店です。
なぜ、下北沢なのに新宿なのか・・・という理由はあとで述べるとしますが、このお店は思い出がいっぱいあるレコード屋さんです。

大学生の頃は月に1~2回は通っていたかと思います。
どんなお店かというと海外のロックに強いレコード屋さんで、独自のルートで輸入していたため、海外限定発売のレアな音源が手に入ることで有名でした。特にヘヴィーメタルの音源の豊富さは、当時は最強だったような気がします。アルバイトで稼いだお金は、ほぼこのお店とディスクユニオンに吸い取られていたといっても過言ではないほど、当時はLPやCDを買い漁っていました。

気が付けば、今から30年ほど前の話です(苦笑)
あの頃は西新宿の一角はレコード屋さんが乱立していて、他のエリアでは買えない音源がそこに行けばなぜか見つかる・・・そんな時代でもありました。私は西新宿と、今はSTAR LOUNGEというライブハウスになっている初代の渋谷ディスクユニオン、CISCO、TOWER RECORDを物色する日々が続いていたので、このnoteを書いているだけで懐かしくなってきました(笑)

新宿レコードはそんな中でも、来日アーティストを含め関係者が多く立ち寄るお店としても有名だったので、かなり稀有な存在として知られていました。

下北沢に辿り着いた理由

ここまで語った通り、「新宿レコード」は元々は西新宿にあって、藤原夫妻が経営していました。ヘヴィーメタルという音楽が衰退した時期は何とか乗り切ったようでしたが、お店は同じビルの奥の狭いスペースに移ったりしつつも、懐かしさもあり10年ほど前から再び行くようになっていました。
しかし、高齢だったこともあり、藤原夫妻はお店を残したいという方に譲渡。残念ながらお店を切り盛りしていたマダムは最近他界されました。

幸いなことにお店は存続しましたが、西新宿エリアの様子が変化したこともあり、現オーナーは下北沢にお店を移すことを決断したようです。

今回行ってみて分かりましたが、場所は有名な本多劇場がある雑居ビルの中で駅からも近いため、以前とは比べようにないほど便利だと感じました。

また、下のフロアにはヴィレッジヴァンガードがあったりと、化学反応も起きそうで、移転した理由が良く分かりました。

1970年から続く「新宿レコード」。
場所が変わっても、あの看板が置いてあり、お店に近づいただけで青春時代がよみがえってきました。

残念ながら、開店時間前だったため、お店の中に入ることは出来ませんでしたが、次の機会があれば久々にレコードを物色してみたいと思います。

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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