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アートを心から体感した日曜日の午後

どうも、ウクモリ ヒロオです。

昨日の午後は、ART FACTORY 城南島という場所に行ってきました。名前の通り、芸術を創出する場として東横インさんが、社会貢献活動の一環として運営しています。大田区の城南島は、工業地帯の中心地ともいうべき場所にあり、決して交通の便はあまり良くありませんが、アーティストの創造の場でもあるため、ちょうど良い塩梅のロケーションだと感じました。

実は昨日まで「OPEN STUDIO 2022」という、入居しているアーティストの合同展示会とアトリエの一般公開が行なわれていたので、どんな場所かを知るのに良い機会だと思い行ってみました。見学は日時・時間指定制の事前予約が必要ため注意が必要ですが、この状況下で人数をかなり制限しているため、予約さえしてしまえば、ゆっくりと作品を鑑賞することが可能です。
(OPEN STUDIO 2022は終わってしまいましたが、常設展と浮世絵は見学可能です)

実際に行ってみて、施設自体の充実感の凄さと、「OPEN STUDIO 2022」に限っていえばですが、入居しているアーティストの方々との交流が出来るという点で、とても素晴らしい施設だということ。私はアート作品に触れる機会がほどほどにあるので、こういう場所に行けるのは嬉しい限りです。

事前情報で一番気になっていたのは、久野彩子さんという鋳造作家の方の作品。この方はすでに世界的に活躍されていて、展覧会などでも注目を集めているそうです。事前の予備知識だけでは、複雑な形状にただただ圧倒され、次にどのように仕上げているんだろう…という点で疑問が湧き…ただ、作品自体にとても強いこだわりを感じました。

昨日はラッキーなことに矢野さんご本人とお会い出来、工法の一部を見せていただけました。見ましたが、やっぱりそこには強いこだわりがあってさらに驚愕。そんな会話が出来たからこそ、いつかこんな作品を購入出来ればなと感じるようになりました。

もうひとり、こちらは会場の作品を見て強烈なイメージを抱いた、中野美涼さんという微細タッチが非常に印象的な絵画作家の方とも出会いました。たまたま、アトリエにいらっしゃったのでお声がけさせて頂きました。アトリエに飾られていた、蒲田の黒湯(蒲田エリアは黒い温泉の銭湯で有名です)を煮出して作ったインクで描いた作品が印象的でした。しかも、「黒湯インク」は銭湯で働いていた時に思いついたと聞き2度ビックリ(笑)

超が付く微細描写の作品を創出し続ける一方で、その技法を活かしたキャラクター作成にも取り組まれていて、それらも見せていただきました。こちらもかなりこだわりを持っているようで、いずれは立体的な物も創造したとのことでした。

中野さんは偶然にも共通の知り合いがいたり、何度かお邪魔したことがある施設にもいらっしゃるということもあり、会話が盛り上がってしまいました。話をしていたら、共通の知り合い(ハタノ製作所の波田野さん)がやって来たりとミラクルが起こりまくりました。

他のアーティストの方々とも、リサイクル素材の活用などといった話題で盛り上がるりつつ、交流を深めたのち、このタイミングで施設の全体を知ってしておきたいとの思いから、常設展の会場へと移動しました。

今は、三島喜美代さんという現代美術の巨匠ともいうべき方の作品展が行われていて、元々は倉庫だった広大なスペースいっぱいに作品…しかも、とても奇抜なアイデアで創作された情報にまつわるオブジェの数々を鑑賞することが出来ます。このスペースを見るだけでも充分に価値があるように思いました。

3階部は浮世絵の展示エリアになっていて、そこも興味が湧き始めていましたが、残念ながらスケジュール的に時間切れとなってしまいました。ART FACTORY城南島はとても魅力に溢れる場所でした。なので、改めてじっくり見学したいと思います。もしアートに興味がある…そんな方は公式サイトでスケジュールをチェックしていただきつつ、是非とも行ってみてください。

こんなことを語りつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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