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冷蔵庫の水抜き(霜取り)方法と引越し前にやらないとまずい理由

冷蔵庫だけ、あるいは洗濯機と冷蔵庫の大型家電二点だけを引越し業者に依頼する場合、なるべく安くお願いする方法の記事を執筆しました。

冷蔵庫と洗濯機のみの引越しを安い料金でお願いする方法

https://note.com/uknmtm/n/n72f9bdf10d88

ただ冷蔵庫や洗濯機のみの引越しを業者に依頼する場合でも、水抜きだけは自分たちできっちりやっておく必要があります。

買い替えで処分する場合も同様です。

何かと手間のかかる冷蔵庫ですが、水抜き方法を始めとした引越しにおける注意点を紹介します。

冷蔵庫の引越し前の“水抜き”方法

冷蔵庫・洗濯機のメーカーや型番によって水抜きの方法は異なるため、一概にこうやってやります!とは言えないのですが、大まかな流れを解説します。

冷蔵庫は運ぶ前日までに水抜きをする必要があります。引越し業者さんにも「冷蔵庫の水抜きしといてくださいね~」て言われると思います。

全ての冷蔵庫に共通することは、引越し当日までにカラっぽにしなくてはいけない、つまり中の食品を計画的に消費or非難させる必要があるということです。

それを踏まえて、以下の手順で冷蔵庫の水抜きを行います。

  1. 【引越しの数日前】冷蔵庫内の食材の消費を始める
    傷みやすい生鮮食品から優先的に使いましょう

  2. 【引越し前日の夜】カラになった冷蔵庫の電源を抜く
    水受けトレー、もしくはタンクの位置を確認しておきましょう。いい機会なので庫内を掃除してもいいかも

  3. 【引越し当日】水受けに溜まった水を捨てる
    電源を抜いて一晩置けば水が溜まるので排水

これで冷蔵庫の水抜きは完了です。

ただ手順2の水受けタンクが冷蔵庫の背面にあったりする場合もあり、水抜きの際はぐるっと後ろ向きに回転させる必要があるかもしれません。水受けの場所はなるべく早く把握しておくべきです。

冷蔵庫の水抜きのためには何時間前に電源を切ればいいか

冷蔵庫のメーカーにもよりますが、最低でも6時間前に電源を切っておくと良いでしょう。

余裕をもって引越し作業前日の夜に電源を抜いておけば、どの冷蔵庫のメーカーであっても作業時間までに水抜きが完了します。

もし間に合いそうにない場合は、なるべく早めに引越し業者さんに申し出るようにしましょう。

直冷式冷蔵庫は水抜きではなく“霜取り”を

冷凍庫内をパカっと開けてみて、霜がびっちり付いているタイプの冷蔵庫は「直冷式」です。

この場合、引越し前にすべき作業は水抜きではなく霜取りです。

冷蔵庫の電源を抜いたあと、霜を常温にさらし柔らかくしてからヘラか何かで霜をざくざく剥がしましょう。

その後は庫内をふき取って霜取り完了です。

引越しで移動、設置した後はすぐに電源を入れないように

引越しが済んで冷蔵庫の電源ですが、設置後30分は電源を入れないようにしましょう。

最新の冷蔵庫ならほとんど大丈夫なんですが、内部の冷却装置をタテ向きの状態を維持して安定させておく必要があります。

「引越し後に冷蔵庫の電源をすぐ入れてしまって壊れちゃった」という話は結構よく聞くので念のため30分は電源を入れずに置いておきましょう。

引越し前に冷蔵庫の水抜き(霜取り)をしないとどうなるか

引越し前に冷蔵庫の水抜きをしておかないと、思わぬ事故に発展する恐れがあるので必ずやっておきましょうね。

具体的には、トラック内で揺れたときや、運搬作業中に冷蔵庫に溜まった水が漏水します。

冷蔵庫を混載便で運んでもらっている場合は、漏水した水で他の人の荷物が濡れてしまうかもしれません。

ここでまずいのが、他人のダンボールの底が濡れてしまうことで、運搬作業中に中身が底抜して落下、破損してしまうかもしれないことです。

だから冷蔵庫の搬出当日に水抜きが済んでいないと、その日の作業をお断りする引越し業者さんもいます。

なんにせよ引越し前には面倒でもちゃんと水抜きをしておかないと、さらに面倒なことになるかもよ~ってお話でした。

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