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このNOTEについて


1.クライミングは社会人の趣味として理想的

社会人の方がスポーツを趣味としたいと思った時、是非勧めたいのがクライミング(ボルダリング)です。

まずオススメするポイントが、一人でも楽しめるという点です。社会人にとってチーム単位でのスポーツは、日程調整が最大の問題となります。社会人で友人と日程を合わせるのは、思った以上に大変です。ましてや複数人となると、月に1回続けるのもやっと。モチベーションもバラバラなため、齢をとるごとに段々仲間がフェイドアウトしてしまいます。

それに対してボルダリングは一人から始められます。また、一人で登り続けるのも寂しいと思いがちですが、クライミングを趣味にしている人は、初対面でも壁(課題)を通じて話しがしやすく、クライミングジムの中で緩いグループが作りやすいという特徴があります。
仲間と共に外岩に行ったり、他のジムに遠征に行くなど、むしろ新たな人とのつながりが生まれやすい趣味といえます。

また、個人の隙間時間に登りにいけます。四季や天候にされやすいスポーツでは、時間帯やシーズンがあるため、これまた時間の調整が大変です。
ボルダリングは屋内スポーツで夜遅くまでやっています。土日の隙間時間に登れることはもちろん、環境によっては仕事帰りにジムで登るということもできます。(ほとんどのクライマーは平日も登ってます)

次に、経済的に比較的安いという点が挙げられます。
クライミングシューズがあれば最低限の装備はそろいます。ジムの利用料も、月会員で1万円前後のため、月々の趣味にさく費用はかなり安価となります。一方で、クライミングにはまると、シューズも用途や性能ごとに欲しくなりますし、ウエアだってこだわりたい。外岩やリードを考えると、クライミングギアは無数に存在して、ショッピング自体もかなり楽しいです。
 何が言いたいかというと、揃えるべき道具は少ない一方で、はまればいろんな道具を厳選する楽しさもあるということ。

最後に、奥が深いということ。
その人の現状の強さに関係なく、突き詰めることに終わりがありません。
現在私は35歳ですが、いまだにクライマーとしては成長している実感があります。年齢的には通常フィジカル面に課題が生まれてくるはずですが、伸びしろがあります。

また、ボルダリングは、本来は外岩を登るためのトレーニングとして考案されており、外岩は室内ボルダリングとは違った魅力があります。数年程度では飽きさせない魅力が詰まっていて、長い期間楽しく付き合っていけるスポーツなのです。

2.多くの人が趣味として継続しないワケ

これまでクライミングの楽しさを説明してきましたが、実際クライミングを趣味にしている人はそこまで多くありません。私自身、これまで間違いなく100人以上の方をクライミングに勧誘しましたが、一回でやめてしまうひとがほとんどで、残った数人も、最終的にやめてしまいました。
一回やってみて続けなかった人は仕方ないです。合うあわないがありますから。でも、楽しいと思っていた人が辞めた理由は、

1.能力が頭打ちになる
2.時間を捻出できない(外部環境の変化)
3.ケガなどで登れなくなる

のいずれかだと思います。
最初のうちは、ジムに来るたびに成長していると実感します。前回できなかった課題が登れる。新しいムーブを発見する。難しいバランスがとれるようになる。など、日々レベルアップしますから、それは楽しいはずです。

しかし、それは最初の数か月で緩やかになります。
成長しないと、楽しさは半減します。もちろん成長しなくても、登ること自体楽しいので、成長してなくても趣味として続ける人もいます。遅かれ早かれ自分の限界が来ますから。

でもクライミングは、強くなればなるほど、楽しくなるんです!
だから、個人的には登っているだけで成長している段階で満足しているのは、すごくもったいない!って思うんです。

私はジムグレード3-4級くらいの時、頭打ちが来ました。その後もダラダラ登ってましたが、たまにジムに行って登る程度になり、続けても続けなくても。。というときがありました。しかし、趣味として明確にクライミングに取り組むことになってから、成長が再開し、頭打ちしていた頃の何倍も楽しく過ごしています。

また、時間の捻出という問題も、社会人ならではでしょう。
私自身、クライミングを趣味として意識し始めてから、結婚、出産と大きなライフイベントを経験し、仕事も転勤があったり、環境はめまぐるしく変化をしています。独身時代は、時間や金という資源を好きなことに使うことができましたが、結婚し、子供ができるとそうはいきません。

しかし、クライミングを続けるという目標があることで、仕事の効率化を求め、育児や家族の時間を充実して過ごすという、趣味を続けるための最低条件をクリアできています。
嫁はそんなこと思ってないんじゃないかってツッコミがきそうですが、子供も嫁も大好きなので、きちんと話し合い、おそらく世の中のお父さんよりかは積極的に、しかも楽しんで育児や家族の時間を持てていると思います。

趣味を楽しむために他を犠牲にするという考えではなく、時間という資源を最大限活用して、何一つ諦めないという考えが重要だと思います
。クライミングを趣味にする前後、また、子供が生まれた今とで、昔の働き方とは数段意識が変わりました。

3.このNOTEの目的について

このNOTEでは、社会人クライマーが趣味としてより楽しめるよう、成長の手助けを行うための記事を発信しようと思っています。

私がクライミングを趣味として真剣?に取り組もうと思った時に考えたのは、「どうやったら強くなれるか?」ということでした。インターネットサイトなどの記事や書籍を頼りに、あれこれ研究しました。
現在はYOUTUBEなどで技術的な面の動画はたくさんあります。
ただ、トレーニングについては、クライマーの実力によって開きがあるため、その時に適したトレーニングについては意外と調べるのが大変です。

きっと、このNOTEにたどり着いた人たちは、「どうしたら強くなれるか?」という情報を求めている人だと思います。
はっきり言って、技術的な面よりもトレーニングによりフィジカル面を実行した方がクライミングの能力は分かりやすく向上します。

技術の中には、必要な筋力が備わっていないとできない。あるいは筋力があるほうが技術を補えることがたくさんあるからです。もちろん筋力の向上などには限界があるので、ある程度で頭打ちはしますが、短期間で効率的に強くなりたいのであれば、トレーニングはオススメです。

また、クライミングが強くなるために最も重要なことは、
「クライミングを続けること」に尽きます。
そのためには、ケガをしない。そしてトレーニングの時間を確保することが絶対条件となります。トレーニングとは別に、そういう問題に関連した内容も、記事にしておこうと思います。

また、自分の実体験を通した内容しか記事にするつもりはありません。私は現時点では外岩で2段を登る程度ですから、外岩で3段や4段を登る上級者向けのサイトではありません。

4.最後に

スポーツクライミングは、まだまだ成長途上のスポーツです。
今後どこまで発展していくのか分かりませんが、クライマーは今後も増え続けると思います。
正しい情報・実際の情報を共有することで、成長の手助けがされることで、クライマーが増える手伝いができればと考えています。

私は、クライミングにおいて、たくさんの「師」とも呼べるひとに出会い、導いてもらうことができました。大きな財産に感じています。
一方で、誰か後続となるクライマーを育てられているかというと、はなはだ疑問であり、例えば外岩デビューの人を案内したり、適切なアドバイスをしてクライマーを育てるようなことはできていません。

このサイトを通じて、間接的でも誰かクライマーの手助けができれば。自分がこれまで受けた恩を返す方法なのかなあと思い立ち、この記事を書くことにしました。

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