Ukiyo Records.について
約3年前に、フリマアプリが世に普及し始めて音源をリリースするという行為が、誰にでもどのバンドでも簡単に出来るようになり始めていました。フィジカル音源でCDを取り込んでウォークマンで聴く時代から、時代はサブスクリプションへ移り変わり、音源を1枚1枚聴きこむ聴き方からアーティストの探求の仕方もコロナ禍もあって大きく様変わりしたように感じます。
サブスク否定、肯定派と意見が分かれていますが、私は肯定派です。もちろん、もともとフィジカルで音源を集めていたというのもあり、CD、カセット、レコードをリリースして店頭に置くという従来のプロセスも残しつつ続けていくべきという考えでいます。
ただ、個人的な意見としては、例えば音源をエンジニアさんに頼んでレコーディングして、業者に委託してCDにパッケージ化、その後流通に乗せるもしくは、ライブでの現場で手売りする。大まかに端折っても自分たちが作った曲がファンのもとに届くまでには、手間もかかれば時間もお金も当然にかかり正直非効率に思えます。
(情報もたくさんありますし、ググればこの程度の情報はわんさか出てくると思いますから、音楽活動されている方々は重々ご存じかと思います。)
流通に乗せるのも費用はかかり、ライブをするのにも集客が安定していればいいですがそこまでが大変、ライブが良くても音源も売れるか売れないかは出たとこ勝負。
反対に、サブスクは曲を出せば無条件にリスナーのフィールドが世界になり、聴いてくれる人がいなくてもアプリがジャンルでプレイリストを組んでくれて再生回数も増えて、お金も入ってくる。
少なくとも地道にやっていくよりは素人目に見てもはるかに音楽活動に専念しやすい時代になっていると感じます。
細分化されたマイナージャンルでサブスクアプリのアルゴリズムでプレイリストに表示され、音源を店頭に置くよりもより不特定多数の人に触れてもらえる機会は圧倒的に増えます。
ここまでは、私がどっちかというとサブスク派ですよ、という主張でしたが
ここからが本題になります。
このディストロを始めた時にも同じ内容のことを共有したのですが、改めて書いておきたいと思います。
ディストロを始めたきっかけが、バンド活動できなくてもなにか音楽に携わっていたい、アンダーグラウンドのカルチャーに関わりたい、ステージに立てなくとも別の角度から微力ながらもアーティストのサポートをできればと思いディストロを始めました。
もともと、ライブハウスには出る側にいたのですが、そもそも楽器もろくにひけない、経験も乏しいせいもあって長くは現場にいることができませんでした。
しかし、その短い活動期間の間でも、うそ偽りなしにすばらしい、かっこいいバンドにたくさん出会いました。
まだ名が知られていないだけで曲パフォーマンス共に最高のアーティストはライブハウスの現場にたくさんいます。ただ、現場でどれだけすばらしいパフォーマンスをしても、見てくれる人、認知してくれる人がいなければ広めることも共有することもできない。
サブスクで曲をアップロードしてもそもそも存在を知られていなければ聴いてくれる人はゼロかもしれない。そこで、少ないながらもライブハウスの経験と人脈を活かして少しはアンダーグラウンドを盛り上げる手伝いができるのではないかと行動に移したのがこのディストロでした。
アーティスト自体でも音源の販売、PR等していると思います。そこにプラスαで自分の身の回りやSNSでの媒体を駆使して少しでもアーティスト活動を広める力になれると思いました。
個人的にデモとか自主製作音源の紙ジャケがものすごく好きなんですよね。熱量が伝わってくるというか初期衝動が詰まっているというか。
こういう個人的な嗜好もあるため、Ukiyo Records.はデモ音源、自主製作に絞って取り扱おうと思っております。
今は、関東近辺で活動しているアーティストの音源がほとんどですが、遠方の地方のアーティストの音源も増やしていきたいと思っております。野望としては、海外アーティストも置けたらなと考えています。
ちょっと商売っぽいんですが、解散してしまったアーティストさんで余っている音源の在庫も扱えれば扱いたいと思っております。(連絡があればの話ですが)
ディストロでの販売以外でも、音源紹介する記事や取扱あるアーティストのインタビューみたいなそれっぽい発信もしていこうと考えてます。
回数増えるにつれて文章も徐々にましにはなっていくと思うのでそこもあたたかく見守っていただくと幸いです。
Ukiyo Records.の説明になったのかはわかりませんが、長々と続けていきますのでよろしくお願いいたします。
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