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虚い…. 都会の中で…

都会に招かれた
鉄道の無い 田舎から出て行くには...

家の前に小さな猫バス(乗り合いタクシー)が 迎えに来た
次に 大きな猫バスに乗り換える

ほぼ貸し切り
田舎の空気を都会に運んでいるようで...
車内で noteを描いていた

久々の都会
俗世間は 賑やか

トトロも いらっしゃるが

やっぱり 苦手である

人の波に 酔ってしまう

趣味の集まり
いつもの顔に ホッとする

旬を愉しみ
話は尽きない

日常 静かな静かな田舎に居る
森に招かれ 神秘的な空気感を
愉しんでいる

今宵
まるでライブハウスの中で 
日本料理を食べて居る様で....
変な汗が 止まらない...

外は雨
田舎に帰ろう

駅に向かう
何処かで見た人が居る

小僧時代から 長年一緒に居た 
元同僚である
顔を覗き込み 確認してみた

目は虚 


疲れきっているのか
浮世雲は 俗世間では 死んだ事に
なって居る様で 視えないらしい

声をかけるか迷ったが
かける 勇気は無かった

きっと 業の雲の中にすっぽりと
はまって生きているのだろうと....

後姿を 見送った
まるで ギランバレーに恋をする前の
我が姿を観ているようだった


色々と思いながら
電車に乗り田舎へ
段々と ノイズが減り
静寂の闇に 包まれる

今宵は 雨音が心地よい
ゆっくり ゆったりと眠ろう

ギランバレーに恋をして
スパルタリハビリ
都会へ そして虚い

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