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空と雲と川と鮎 川の神さまからギフトな日

朝 猫師匠の雄叫びで目覚めれて…

相変わらず 全身筋肉痛
ちと スパルタリハビリ過ぎた…
日焼けし過ぎた 顔が痛い

携帯の写真フォルダーを眺める
変わらぬ景色

庭のキャベツを 食べたんだった。

川は少し水が引き 濁りも取れた。
“水冷たいか?”
あまりの暑さに 坊は尋ねる
“まだ 冷たい”

山にたっぷり降って 水量があるから
水温が 上がらない…

supに 空気を入れ
一足先に出かける坊

写真撮ってくれ
人の自然体は 撮るけど
自分の景色は無い…

図太くなったものだ

“鮎漁師の格好では 絵にならないな”

まだまだ 水は 高い

新しい漁場は お爺が張り付いてる
だろうから ここで打つか…

涼を求めて 人が居るけど..

重たい 玉錘投網を打っていく
狙いはピッタリ 

いい 若鮎が…
大漁 大漁

鉄筋棒が出ているから…危ない

暑すぎる

貸し切り 天然ジャグジーで
身体を冷やして
貸し切り 打たせジェット(魚道)で
身体を ほぐす


手を振る人がいる
鮎中毒さんである
ちょうど 獲れなくなった時
川から上がる
“獲れた?”
“獲れる気がしなかった 獲れなかった”
鮎中毒さんは 呟く

先客が打った後は 獲れない

“流心 打ってないからやって来たら”

では と
いつもの漁場へ 流心を打つも 鮎は居ない

さらに 上の漁場 新しい漁場も

“獲れない”
涼みに来ている兄ちゃん達に 尋ねる

“お爺が 打ってた?”

“打ってた”と

諦めて 新しい漁場を離れる

いつもの 漁場にお爺が居た
相変わらず パワフルである。

最初の漁場に戻る
もう フラフラで 流れに足を
取られてしまう

ポイントだけ打とう

打った瞬間

銀化した 尺越えアマゴである。

“やったー やったー”と雄叫びをあげる

川の神さまからのギフト
最後の最後に プレゼントされた

家に戻り アマゴを捌き
若鮎達を 仕分けする。

身体は エネルギー枯渇状態

甘露煮を摘みながら
鮎の一夜干しを 炙っている

今宵 何食べよう
アマゴを 塩焼きにする エネルギーは
残っていない

相変わらず泣きながら 
カレーを食べていた

空と雲と 川とアマゴな日

今日も 暑くなるらしい

ほどほどに ストレッチくらいにするかな
スパルタリハビリ

平安な暮らしをする縄文人
ギランバレーに恋をして
空と雲と川と…

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