生きとし生けるもの
朝目覚めれて
漁場に向かう
スパルタリハビリである
水少なく投網はさっぱり獲れない
新品の刺網を 使って チャラ瀬に
水の中でも暑くて暑くて…
これ以上歩くと倒れてしまう
他の鮎漁師も居ない
いくつか漁場を渡り歩くとほどほどに獲れた
昼餉は 獲れたばかりの天然遡上鮎を塩焼きに
夕刻 夕餉の肴を獲りに漁場へ
網を持たぬ古参がやって来ては話して行く
さっぱり獲れない
天然ジャグジーも水は温い
こんな時は 何処かに溜っている
水の冷たい漁場へ
やっぱり 此処に居た
“大鮎だ” 誰も居ない漁場で一人はしゃいでいる
いい天然遡上鮎が いっぱい居る
夕焼け小焼けが流れ いつしか
空が焼け出した
そろそろ帰るか
生きとし生けるもの
鮎漁師 浮世雲拝
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