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浮世絵の絵具ー「紅」工程記録

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#赤

浮世絵の絵の具ー紅・補足ー

紅についての補足動画になります

以下は細工紅と本紅の製法上の違いの概要です

紅花餅を灰汁を使って搾り、その液に酸液を加えると赤の色素が結晶化します
そしてその余分な水気を切ったものが細工紅となります

本紅を作る場合は、その水気を切る前の赤の色素が結晶化している液体中に、麻や青苧からなる布を浸し染めつける、という工程が加わります

麻や青苧には「赤色素は定着するが黄色素は定着しない」という性質
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浮世絵の絵の具ー紅ー

追記
江戸時代における浮世絵の原色としての赤の絵の具は、細工紅と本紅(小町紅)の2種あり、どちらも紅花から作られています。この動画はその概要になります。さらなる詳細はこちらをご覧下さい→https://note.com/ukiyoe_shimoi/m/m2032b77d4cc0

SpecialThanks:菅原広司、末光陽介