英語のシャドーイングってなんで必要なの?を解説!
【シャドーイングが必要な理由と効果的な学習方法について解説します。】
英語の勉強を始めると、いろんなところでシャドーイングという学習方法を耳にしますよね?
バイリンガルの友人や、有名なブロガー、SNSのインフルエンサー英語講師もみんな口を揃えて
「英語を話すためにはシャドーイングをしたほうが良い!」
とおっしゃっています。
でも、シャドーイングってなんでそんなに良いのでしょうか?
「シャドーイングって実際効果あるのかな?」
「シャドーイングした文章しか聞き取れるようにならないのでは?」
「そもそも言われたからやってるけど、英語力が上がった気がしない!」
と感じている方も実は多いのではないでしょうか?
今回はそんなシャドーイングをやる本当の理由と、シャドーイングの正しいやり方についてお話したいと思うので、ぜひ楽しみにしてください。
今回の記事は次のような人にオススメです⬇️
(1)すでに英語を勉強しているが、なかなか話せるようにならない人(2)シャドーイングの効果に疑問を持っている人
(3)英語の学習をこれから始めたい人
1、シャドーイングってそもそも何?
シャドーイングの効果をお伝えする前に、シャドーイングとはそもそもどういう英語の学習方法なのかお伝えしますね。
シャドーイングとは、英語の文章や会話を聞き、その2〜3秒後に、全く同じように発音して喋ることを言います。
つまり、聞こえた英文が
Sleep tight, honey. (ゆっくりお休み、ハニー)
であれば、皆さんも2〜3秒遅れて、
Sleep tight, honey. (ゆっくりお休み、ハニー)
を同じように発音します。
要するに、英語を真似して話すということですね。
ただ、この英語を真似るときのポイントが、”本当にそっくりそのまま真似をする”ということです!
例えば、英語の音声が、会社のオフィスでの会話シチュエーションだとしたら、皆さんはオフィスで働いているビジネスマンになりきって、声も真似するレベルで話します。
もし、友達とカフェで話しているシチュエーションであれば、本当に友達が目の前にいることを想定して真似するのがポイントです。
理由は次の章でお話しますが、そっくりそのまま登場人物を憑依させることが大切です。
そうすることによって英語がだんだん聞き取れるようになってくるんですね。
でも、シャドーイングを実際やってみた方は気がつくと思うのですが、シャドーイングって効果をなかなか実感できないんですよね?
シャドーイングって、「やってはいるけど、本当に実力がついているのかな?意味があるのかな?」と疑心暗鬼に陥りがちなトレーニング方法でもあるんです!
もちろん、シャドーイングした文章や音声自体は聞き取れてると思うのですが、だからと言って、リスニング力が全体的に上がっているのかどうか感覚として分からないんですよね。
だからシャドーイングって最初は頑張るけど、すぐ諦めちゃう人が多いんです。
でもそうだと本当にもったいないです。
せっかく頑張ったのにもったいない結果にならないように、しっかりとシャドーイングの本当の目的と意義について次の章でお話しさせて頂きます。
2、シャドーイングの効果とメリット!なぜやるのか?
では、シャドーイングをやる理由についてお話しさせて頂きます。
この理由や目的を知らないとシャドーイングをやっても効果がなかったり、途中でやめてしまう原因にもなってしまうのでしっかり押さえましょう!
シャドーイングの目的はずばり、”知っている英語の音を増やす”ことにあります。
シャドーイングをしている文章を聞きとるということではなく、あくまで英語が持つ特有の音を頭にストックすることにあります。
例えば、refrigerator(冷蔵庫)という単語があるとします。
仮に日本語で表記するとしたら、レフリッジレイターとなりますよね?
でも、厳密にはレフレッジレイターという音ではありません。
最初の”レ”は”リ”のようにも聞こえますし、アメリカ英語では、最後の”t”は”d”の音に聞こえるはずです。
それに、英単語は単調な日本語と違い、アクセントも付けて発音しなくてはなりません。
だから厳密にはregrigeratorは日本語では絶対に表すことができないんです。
そんなregrigeratorをきちんと聞きとるためには、regrigeratorの英語特有の音を知っている必要があります。
ではもう1つ例をみてみましょう!
Can you make a scan it to me?(それをスキャンしてくれませんか?)
という会話があったとします。
これを聞き取れる人は間違いなく、”scan it to me”の音を、『スキャニットゥーミー』であることを知っています!
逆に”scan it to me”を『スキャン イット トゥー ミー』だと思っている方は聞き取ることができないと思います。
これも英語が持つ特有の音を知っているか知っていないかの違いですね。
シャドーイングをすれば、”scan it to me”は『スキャニットゥーミー』という音だと頭の中でストックすることができるようになるので、聞き取れるようになるんです。
つまり、シャドーイングとは、英語の音のストックを増やすことであり、音のストックがたくさんあることは、リスニングができるということになるんです。
そして、シャドーイングしてストックされた音の知識は、脳の中でバラバラに理解することもできるし、他の音と組み合わせて理解することもできるので、次に違う文章や会話が話されていたとしても聞き取れるようになっています。
シャドーイングで大切なのは、その文章を聞き取ることではなく、音のストックを増やすためにやっていることを意識してください!
それだけで格段にリスニングスキルが上がります!
3、最も効率が良いシャドーイングの方法
ではシャドーイングをやる上でもっとも成果が出やすい方法をお伝えします!
シャドーイングは音声を真似して口から発するものとお伝えしましたが、ただがむしゃらに真似をしていればいいというものではありません!
ここで効果的な方法を実践しないと、「シャドーイングってなんかあんまり効果ないな」となってしまうわけです。
①シャドーイングは短い文章で繰り返し行う!
シャドーイングは長い文章を1回行うだけではあまり効果がありません!
実は、1分間程度の短い文章を、1週間のスパンでやることが大切です!
例えば、
1日目 30回(30分程度)
2日目 20回(20分程度)
3日目 10回(10分程度)
7日目 5回(5分程度)
といった感じです。
シャドーイングの目的はあくまで、英語の音を頭に内在化することにあるので、何度も繰り返し音を聞いて、インプットしていく作業が必要になるんですね。
インプットされるとどうなるかというと、「英語を聞くぞ!」と意識しなくても英語が聞けるようになってきます!
例えるなら、自転車に近い感覚です。
これを読んでくれている多くの方が何も意識せずに簡単に自転車を乗りこなせると思います。
でも、最初のうちはどうでしたでしょうか?親に付き添ってもらって何度も練習をしませんでしたか?何度も転んでは起き、転んでは起きを繰り返して練習しませんでしたか?
皆さんがやっているシャドーイングの段階も、この自転車で練習している最中と同じなんです。
そして最終的には、転ぶことなく、難しいと思うことなく英語が自然と耳に入るようになっている...
だから、短い文章を何回もすることが大切なんですね!
②シャドーイングにオススメな音声の選び方は?
シャドーイングにオススメな音声教材は、目的に合わせてお選びいただくことをオススメします。
TOEICでハイスコアを取りたいならTOEICの教材を使ってシャドーイングをするといいですし、会話が話せるようになりたいなら、会話重視のドラマやYoutubeを選ぶのもありです。
ただもっとも注意してもらいたいのは、自分が好きな、やってて楽しいものを選ぶこと!
シャドーイングはやったらわかるのですが、すぐに飽きてしまったり、辛くなってしまう傾向があります。
ですので、出来るだけ自分の興味があるものを使ってやることをおすすめします!
ということで今回の内容はシャドーイングをやる理由と、シャドーイングのやり方についてのお話でした。
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