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コロナ失恋した俺がつんく♂さんのモーニング歌詞で打線組んでみた。

「弱っている時に聞くアイドルソングは麻薬です」なんて、名言はもう聞きたくないのだけれど、またもや、失恋という、虚しさを胸に抱える。どうして、こんなにもうまくいかないのか、なんてことを考えても、今は、この絶望を創作のエネルギーに変えるしかない。そうに決まっている。なんていう午前3時。君からの最後のメモを破って捨てた。

1中「悔しさは 忘れるもんじゃない」

「笑顔の君は太陽さ」、なんてこと、まさしく、女性にぴったりな言葉じゃないでしょうか?いや、そして、なにより、この歌の一発目、やばい、悔しさは忘れるもんじゃないって、本当に強烈な一撃を相変わらず、モーニング娘。はいや、つんく♂さんはぶっ放してくる。この歌、メンバーの佐藤優樹も、印象的な歌詞として、インタビューで答えてる。人間が1番忘れたいことを、忘れるんじゃないという、これ、俺の人生のマストにしよ。

2遊「人間脳なんて きっと多分 ほとんど」

ほとんどmade with Jealousy
「ジェラシー ジェラシー」の1番、気持ちいい部分は、ここ。と言っても過言ではない。是非とも、PVを見てもらえば、わかると思うけど、ここの、メロディと歌詞のバランスが絶秒にマッチして、一瞬でこの歌を名曲へと進化させる。人生は嫉妬で溢れている。恋人の行い、周りとの格差、いろんな気持ちを作り出すのは、脳の考え方が原因かもしれない。だけど、進み続けなきゃならないのが人生だから。

3三「メモは少し長いけどでも 最後まで読んでよ ねぇ」

「Memory 青春の光」の歌詞は、この一文から始まる。ここだけ、聞けば、失恋した女性。「よ ねぇ」だけの表現だけで、女性だとはっきりわかるのも、素晴らしい。まさに、全盛期つんく♂さんの強烈な一撃。しかし、紐解くと、なんなら、この女性は、前へ前へ進もうとしている。しかし、サビに戻ると、愛した男性への気持ちが溢れ出してしまう。この構成のうまさ。1つの物語が形成されながら、当時、まだ完全に売れてはいない、モーニング娘。のアイドルというよりアーティスト的なこの1曲は本当に心にくる。ねぇ、つんく♂さん、俺、男だけど、メモ残しといていいかな。鍵返されるの本当に嫌だよ、なんてことも思いながら、新しい恋を見つけて、その人との、思い出を、思い出のままにするための、そんな1曲。

4一「「I'M HERE」今ここで叫ぶぜぇ!」

「ここにいるぜぇ!」なんてこと、もう長らく言ってなかった自分が、久しぶりにそう思えた。そういう恋だったと思う。コロナ破局なんてつまらないものだけど、ただ、ひたすらにお互いが家にいる時間が長くなればなるほど、ほんの少しずつ、隙間ができていく。
後悔ばかり、しても、前にも進めない。
アイドルとはなんなのか?Liveができなく彼女たちは、今、どんな気持ちで、無観客のステージで歌を歌うのか。
そんなこと、どんなこと、なんでもいい、ただ、彼女たちは、ここにいる。そう叫ぶ。
俺たちだって、ここにいる。ここで生きている。
どんなけ、苦しい出来事が溢れていても、ここにいる。そんな強い気持ちが、彼女たちも、そして、俺たちも強くさせる。
黄金期世代の歌なのに、いつの間にか、現モーニング娘。20たちのテーマソングになっていくこの歌は今日も失恋した俺を支えてくれる。

5DH「さあ行け 未来は渡さない」

たった、1度もデートをすることもなく終わった、俺たちの関係は、多分、世間から見たら、たわいもない、カップルだったと思う。許されない事ばかりが増えていく。でも、戦うしかないじゃないか。
「この地球の平和を本気で願ってるんだよ! 」こんなこと、なかなか言えない。でも、モーニング娘。いや、つんく♂さんの歌詞は、こういった地球規模、宇宙規模の歌をたくさん書いている。おそらく2001年。モーニング娘。の全盛期に起きたテロ事件の影響もあるんだろう。彼女たちは、小さな島国のアイドルかもしれない、それでも、高らかに平和の歌を恥ずかしがらず歌う。許させないことも、腹が立つこともあるけれど、今の日本に必要なのは、こんな、教室の隅でふと、考えてしまうような、ちっぽけで壮大なことなんじゃないかなと思う。

6左「「愛する人はあなただけ」って 散々愛したな…」

「シャボン玉」おそらく、モーニング娘。で2番目に好きな歌だと思う。1番は変動性だから。
この歌、本当にいい。なにがいいって
「恋をするなら この次はあんた名義の恋をしな」とか「苦労なんて 覚悟してた 最後笑えるなら」とか、もう、本気と書いてマジと読むぐらい、恋愛、恋愛した歌だ。
なにより、すごいのが、この歌、SMAPの「世界に1つだけの花」と同じ時期の歌ということ。あれだけ世間が、No. 1ではなく、Only 1というご時世にはっきりと「この世の中に 生活する女の子で 私のランキング 何位だろうか?」なんて、言っちゃうのが、ずるい。正直もう、君のNo.1になれないことに、悔しくて、仕方ない。この悔しさ、忘れないけどな!

7右「グズグズしてる男の子 後悔しないでね」

「Help me!! 」まさに、現在のモーニング娘。を形成した一曲。また、田中れいなから鞘師里保へと、エースの継承が行われたそんな、歌にも感じる。この歌の魅力は、まさに先に進むということだ。
「私をこのまま一人ぼっちにしておくわけ?
あまりにも寂しい思いをさせ続けるのなら
私はどこか遠くに飛んで行ってしまうよ。
ねえ。いいの?」
こんな台詞から始まってるのに、なんですか、めちゃ先に進むんですよね、女の子って、なんで、あんなに、寂しそうに好き好きっていうくせに、突然、まるで全てが嘘だったみたいな顔して、歩けるんでしょうか、つか、男なのに、こんな歌詞かけるつんく♂さん、すげーって思うんだけど、男が実は女性より、女のことをわかってたりする。そんなことは決して、君の前では言えないんだけどね。

8二「あの時のセリフとニュアンス 全然違うね」

「自由な国だから」まさに、歌唱力エース、小田さくらの魅力たっぷりなこの歌。とにかく、PVの制服姿のモーニングメンバーに少し、ドキドキするんだけど、そんなことは置いといて、まさに、新たな門出を迎える、飯窪春菜に対して、書いたような歌詞。生き方はそれぞれある。アイドルだから、サラリーマンだから、主婦だから、そんな、形に縛られるような、人生は決定的だ。だからこそ、自分の信念をつらぬく。それは、愛だって一緒。形のないものも、あるもの、なんにせよ、進むんですよね。もうね、つんく♂さんは、ほんとに、人を前に歩かせるのが上手い!あっ!もう!天才!

9捕「Happy大作戦 Say Hello! OH YEAH」

※残念ながら、この歌のPVはないのでお察しください。

「Happy大作戦」
道重さゆみ、彼女はモーニング娘。に大きな影響を与えたに違いない。
たくさんのへんな人たち。そんなへんな人たちの1人も自分なのかもしれない。
でも、彼女は、そんな、人たちに最高級のハッピーをプレゼントしてくれた。
まさに、こんなご時世、この歌の歌詞が痛いほど、響く。
「時間は戻らない だから先へ進もう」

やっぱり、先に進むしかない、それでしか、ハッピーは訪れないから。
この自粛期間が終われば、思いっきり、カラオケで歌ってやるからな!

投「君が好きさ」

2020年、モーニング娘。は1つの夜明けを迎えたと思ってる。本来ならば、最高級の活躍をこの歌と共に。なんてことを思っていた自分にとって、悔しくて仕方ない。
悲しいこと、辛いことが溢れる毎日。終わりにしたい、終わってくれと願うけれど、終わらない。
ただ、できることは、目の前の君に好きさという言葉を伝えることだけだった。
この歌から、始まった俺の2020年。
オリンピックもなくなれば、野球は始まらず。大切だった人をいっぺんに2人も失った。
失恋なんて、2度としたくなかった。だから、人を本気で愛することをやめた。好きだと誰にも伝えなかった。
でも、この歌のおかげで、愛の大切さを思い出したりもした。
なんてこと、もうなにを言っても無駄なんだけど。
君が好きさ

モーニング娘。と私たち。

いろんな、後悔も、悔しさも抱えながら、SNSでは、憎悪と批判に溢れている。誰も悪くなくて、目の前にみえないものせいで、見える
悪者を必要とする時代。
1つの歴史の転換期。こんなとき、ただ、ひたすらに明確なものは、誰かを愛するという気持ちだけなんじゃなかろうか。
モーニング娘。もそれ以外の多くの女性アイドル、男性アイドルも、何十年も、それ以外の演劇でも、映画でも、小説でも、というか、人類が誕生してから、唯一変わらないものだけは、変えちゃいけない気がする。
大切なものを、失っても、これから先も未来が決して明るくなくても、そんなことを思いながら。

進むしかない。そうはっきりと思う。
だから、ありがとう。

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