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経営者が孤独を超えて向き合うべきもの

「経営者は孤独」とよくいわれる。
この「孤独」という言葉は非常に幅広い意味を持つ。

社員が一人でもいれば「孤独ではない」と考えられるかもしれない。
しかし、たとえ社員がいても、相談できる幹部社員がいなければ孤独だと感じる経営者もいる。

このように、「孤独」という感覚は状況や人の価値観によって大きく異なる。

経営者の仕事は幅広く、多岐にわたる。
すべての社員が経営者の業務内容を詳細に理解するのは難しい。同様に、経営者がすべての社員の仕事を完全に把握するのも現実的ではない。

会社が成長し、組織が大きくなるほど、経営者と社員とのコミュニケーションの量は自然と減少する。

それでもなお、社員全員が経営者の考えや業務を理解してくれることを理想とする経営者もいるが、実際には思い通りにいかないことも多い。

経営者と社員の最も大きな違いは、仕事に対する視座である。

経営者は会社の未来を描き、社員は目の前の仕事に取り組む。
この未来を描くという仕事は経営者にしかできない仕事である。
もしも仮に社員が会社の将来を決定するような状態になれば、それは組織として大きな問題があるといえる。

会社の将来に関する決定が誤りだった場合、その責任を負うのは社員ではなく経営者である。最終的な責任を取るのは経営者であり、その重責を意識することが経営者に求められる。

そもそも私は経営者と社員がすべてを理解し合うことは不可能だと考えている。
なぜなら、私たちは身近な家族やパートナーでさえ、完全に理解することは難しいからだ。

人間は元来それぞれ性格や価値観が異なる。
だからこそ、完全に分かり合うことは不可能であり、それでよいのだ。

むしろ、異なる性格や価値観を持つ者同士だからこそ、刺激があり、面白さが生まれるのではないだろうか。

私は仕事において孤独を感じることはないが、「最終的な責任は自分にある」という覚悟を常に持って行動している。

この覚悟があるからこそ、孤独を感じることなく日々の仕事に集中できる。

経営者が孤独を感じるかどうかは、その人の価値観や環境によって異なる。
一人でいる方が集中できる経営者もいれば、社員や仲間と接することで孤独を感じずに頑張れる経営者もいる。

どちらが正解かは状況や個人の考え方次第だが、大切なのはその「孤独感」が経営や会社の成長にどう影響するかである。

私にとって、「孤独かどうか」は重要ではない。
それよりも、自分の会社がお客様に対して何を提供できるのか、どのように貢献できるのかに集中することの方が大切だ。

この本質に集中することで、孤独という感覚に囚われることなく、経営に専念できると考えている。

孤独感を紛らわせるために群れる経営者もいるが、私はその時間を自分自身の成長やお客様のために使いたいと考える。
経営者にとって本当に大切なのは、自分の役割を全うし、経営に専念することだ。

経営者が孤独であるべきかどうかについては意見が分かれる。
しかし、最終的には「自分がどうあるべきか」を問い続け、自分の会社とお客様にとって最善の行動を選び取ることが重要だ。

経営者として、一歩ずつ成長し続ける覚悟を持つことこそが、孤独の有無を超えて大切なのではないだろうか。

浮島 達雄

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