私には1男2女がおります。長男の中学受験の時期、元夫からの経済的なDVや言葉のDVが最悪な時で家庭内は常に戦場でした。夫婦のお互いに対する怒鳴り声の中、息子はどんな気持ちで中学受験の勉強をしていたのでしょうか。あるいは勉強など手につかなかったのかもしれません。私は息子のためと言いながら、元夫に対する不満や世間体や自己満足のために自分の価値観を息子に押し付け、息子を怒ることで無理やり勉強させようとして精神的に追い詰め、更に勉強が嫌いにさせ、結果受験に失敗、その失敗で息子を責めて心も人格も傷つけて、親子の信頼感関係までも失くしてしまいました。今思い返してみると、元夫からのDVによるストレスを息子の中学受験を言い訳に、息子にぶつけていただけのように思え、息子には本当に申し訳ないことをしたと思っています。その取り返しのつかない後悔から、長女次女には、私の価値観を押し付けないように、とにかく褒めて、認め、自己肯定感を上げることだけに努めました。その頃、ちょうど元夫と別居できたことも幸いでした。私自身経済的に自立するため、仕事を2つ掛け持ちして、娘たちもそんな私の姿を見ていたためか、それぞれ自立して自分で最善の道を選ぶようになりました。長女は小学2年生から新体操のオリンピック強化選手であり、世界的な大会にも出場していたので義務教育の中学でさえまともに通えていませんでした。高校にはスポーツ推薦で入学しました。偏差値は39しかありませんでしたが、引退後、現役で旧帝大歯学部に合格しました。次女は受験したすべての高校に合格し、その後、東京大学に合格しました。娘たちのために私がしたことは、とにかく褒めて褒めて褒めまくることでセルフイメージを上げる、ただそれだけです。勉強しなさい、とはひと言も言いませんでした。そして、私が娘を信じていること、味方であることを実感させて自己肯定感を高めました。娘たちとは大学卒業後も信頼関係があり、良い関係が築けていると思っています。私は難関大学合格はゴールではなく、子供自身が自分で良い未来を選択するためのひとつの通過点であると思っています。生まれ持った資質やスペックを最大限活かして生きることが究極の幸せであり、難関大学に進学することは、その究極の選択肢を増やすことに価値があると思っています。親から子供への最高のプレゼントは、幸せな未来を自分で選択できる選択肢を増やしてあげることだと思っています。私は自分の経験から、子供の難関大学への受験合格を叶えるには、母親が子供の自己肯定感を上げて、子供のセルフイメージを高めることが何より大切だと考えています。また、受験後の良い親子関係を築くためにも、受験期の母親の子供への接し方は特に大切であると考えています。
受験生ママたちが、長男への後悔で私のように苦しむことのないように、そして子供を褒めることで子供のセルフイメージを上げてお互いに幸せな親子関係を築けるように、現在「子供の難関大学を目指す母親のためのサポート塾」を運営しております。どうぞよろしくお願いいたします。

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