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営業論

URは入居する前から接遇に疑問だったけど敷金に関する対応は非常に疑問。水掛論になる不毛さから泣き寝入りすることを見越してこういう対応をしているんじゃないかと疑いたくなる。
J:COMといいURといい、お客を客でなく〝クレーマー予備軍〟として捉えている節がある。人は扱われた立場に相応しい振舞いをするならば、私は立派なクレーマーに育つのだろうな。現場のことを理解している担当者になかなか電話をつなげることも難しい事例増えたね。
URに関しては普段接している客層から押して知るべしなのかもしれない。くやしかったら大枚稼いで持ち家に住めということだろう。

就活の話につなげるならば、お店のどこに怒るかというのは、自分が何を大切にしているかを知るヒントになる。
私は飯がまずいことより料金が高いことより接遇が悪いことに腹が立つタイプなので、「俺だったらこうやる!」という感覚で接遇を求められる仕事をしている気がする。や、最優先は衛生だから本当は公衆衛生に関わる仕事がしたかったんだけど。
営業に腹が立つことも多いから営業職の適性というか、「自分が思う最高の営業像」みたいなものがある気がする。

訪問や電話の営業で、「なんとか電気にしたほうが料金が安くてお買い得ですよ」とか言われる。
でもそれを買って得するかどうかを決めるのは私なので先回りして〝買ったら得する〟って決められたくない。「お買い得ですよ」って言われたら定型文で「主人と相談して決めます」って回答して帰ってもらってる。10年物の引きニートだったから、一切お金の管理も決定権も任されていない子供部屋おじさんのふりは得意である。
うちは表札が2つ出ているが、カミさんに指摘されて、〝事情があって入籍できないフウフ〟だと思われている可能性に気づいた。私は『逃げ恥』みたいな選択的夫婦別姓が実現するまで入籍を遅らせているカップルを想像したが、そっちではなく同性婚を待ち望んでいるカップルと思われているのかもしれない。
「今お時間よろしいですか」と言う電話営業の人に対しては『テッカマンブレード』を見てから言えと言いたい。Dボゥイにとっての30分がどれだけ貴重なものか。そんな台詞を言えば許されるものではない。「あなたの30分を私にちょうだい」と言えるくらい、自分の所業の正しさを確信する信念がないと営業マンというのは務まらないのだろう。

J:COMやURとは一転、チンピラのなり損ないみたいな私を一流の客として接遇した結果、きちんと契約を、何より信頼を勝ち取った営業さんの手腕こそ見習いたい。良い店は良い客を育てる。
元友も私を〝迷惑なやつ〟でなく友達として扱ってくれていたら友達でい続けられただろうか。迷惑なやつとして扱われた結果、今となっては胸を張って迷惑をかけるやつになってしまった。

ポッドキャストやnoteの更新をツイートやLINE VOOMでお知らせしているが、あんまり反響がない。LINE VOOMにいたってはサービス開始時に前身機能のフォローを引き継がなかった仕様もあり、梯子を外された観がある。SNSを使った宣伝や営業の仕方というのは難しい。
ライターやってた頃にクライアントから「ちょっと燃やしてもらった方が助かる」など炎上商法を示唆されもした。
ポッドキャストで当事者研究ラジオを始めたこともあるが、アドボカシーも営業に通じるところがあると思っている。
ライターよりエッセイやコラムや脚本を書く仕事をやりたいが、ライターと名乗るよりコラムニストと名乗ることの方がハードル高い気がする。
情報発信していく媒体自体を作ってしまうべきか、どこかの誰かの目にとまるように動き続けるべきか。

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