こんにちは、浮草堂です。
「銀魂」
 はい、古傷が開きましたね。
 わたくしも高校生のころ愛読しておりましたので、血みどろです。
 血みどろにはなるのですが、全77巻。途中でリタイアしてしまいました。
 が、33歳の現在において。ピチピチの鮮血をまき散らし全巻読破。
 ごっさおもしろかったので、そのお話です。

 さて。
 あらすじを若い子は知らねえという現実に気づき、口からも大量に血を吐いたところです。
 と、いうわけであらすじを……。
 アレ、荒くしたからってまとめられる!?
 仕方ないので箇条書きで。

・舞台は江戸かぶき町。宇宙人が幕府を無理やり開国した時代。攘夷戦争が終わってから少し経った時代。
・主人公は坂田銀時。攘夷戦争では白夜叉と呼ばれた四天王。現在は万事屋を営み、いろいろな人の困りごとを解決する仕事。ただし、よくプー扱いされている。
・ヒロインは神楽。14歳で戦闘種族夜兎。万事屋の一員。語尾にアルがつくエセチャイナ系。剛力無双にして毒舌無双。ゲロも吐く。
・ツッコミ役志村新八。万事屋の一員。メガネ。以上。
・その他の登場人物は多すぎてご紹介できないが、全員下ネタから逃れられない。
・人情劇の中に無数のボケが点在し、心を熱くする展開に下ネタが頻発する。

 こいつは何を言ってるんだろう……と、いぶかしがっておられるやもしれません。
 が、こちらも私は何を言ってるんだろう……、といぶかしがりながら書いているので、ウィンウィンで済ませましょう。

 古傷が開いているリタイア組の方向けに、最後の方の展開を少し。
 某キャラの死をきっかけに、不死身の化け物及び宇宙中の敵から地球を守ります。

 いや、ボケてるんじゃないから!

 ホントにそういう展開になるから! ホントだから! みなちゃん嘘つかない!

 さて、これが全巻読めた理由ですが……。
 コミックをレンタルで読めるようになったんですよ!
 毎週1冊ずつ、楽しみに借りて読破しました。
 週に1回スペシャルご褒美! 週に1回もご褒美がある!

 いやー……大人っていいなあ……。

 ここでどの巻から再開したのかを書ければよかったのですが……。
 ごめん……。思い出せない……。
 貸出履歴を見ても多すぎてよくわからない。たぶん40巻ぐらい。たぶん。いや、たぶんだから、絶対じゃないから。
 いやでも、このちゃらんぼらんっぷりは逆に銀魂らしくないですかね?
 結果オーライじゃないですか。
 オーライですよオーライ。
 と、ごり押して。
 大人になってと申しますか、それなりに執筆歴が長くなって。
 銀魂のすごさに気づいたんですよ。
 
 ほら、途中から宇宙戦争になるんで、話の展開がシリアスになるんですよね。
 シリアスになると、どうしても暗く重い雰囲気になるんです。
 で、そのシリアスさが「どよーん」までいく直前に

 ギャグを入れる。

 特に

 下ネタを入れる。

 この緩急のうまさがヤバいなって。
 マジセンスハンパないなって。
 わたくしの語彙力もヤバくなるくらいハンパないです。
 読者を落ち込ませない。
 いったん笑わせるんです。
 いったん笑わせてから、「閑話休題」とシリアスに戻る。
 ギャグも引きずりすぎない。

 ……マジヤバいんだけどこれマジヤバい。どれぐらいヤバいかって言うとマジヤバい。

 絵の方も初期のころはこう……シンプルなカンジだった(オブラート)のですが。
 最終巻の絵なんてマジヤバいから。
 いや、ホント最終巻は週10くらいで読み返しましたし。
 あるコマの銀さんの鬼気迫る顔に、毎回5分くらいガン見してしまいました。
 
 いやー……すげえなあ……。

 話の間間にある、空知先生のトークすら爆笑させてきます。

 と、いうわけで
 オイオイオイ銀魂最高なんですけどオオオオオ!

See you!

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