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感想「今はじめる人のための俳句歳時記 新版」(角川文芸出版)

 季語と意味の他に。
季語が醸し出す雰囲気。
新しい季語か否か。
新暦旧暦における違い。
さらに、その季語を使用した名句を掲載。
俳句を詠みたい人だけでなく、俳句を勉強して鑑賞したい人(わたくし)に、とてもよい1冊でした。

たとえば、陰暦と陽暦が一致して「12月」の意味となる、「師走」はレアです。
他の月は陰暦なので、ちょっとずつズレて。
「如月」は陰暦2月ですれども、陽暦では3月半ばから4月半ば。かなりポカポカしてます。
が、衣更着→如月なので、実作では早春を詠むこと多しと記載。おお! おもしろい!

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