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流浪の自由律俳人種田山頭火の日記、最終巻広島尾道です。

身うちのものがいふ、――
『あんたもホイトウにまでならないでも、何かほかに仕事がありそうなものだが、……』
私は苦笑して心の中で答へる、――
『ホイトウして、句を作るよりほかに能のない私だ

種田山頭火『行乞記』

そんな山頭火先生の日記。今巻は最終巻です。

十二月廿七日から風邪気味にて臥床、病中吟として
ふとめざめたらなみだこぼれてゐた

種田山頭火『行乞記』

お疲れ様でした。おやすみなさい。合掌。

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