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中国古典系

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『論語』などの古典(ギャグ)をまとめてみました😁💖
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SADEN

SADEN

 『論語』公冶長篇の中の一章。最後のコマの、孔子を見る👀子路の表情がなんともはや…😁。

 5/15放送の「きょうの料理」でイワシをやってたから(笑)。

 『春秋』は、孔子が編纂したと言われている(最近は否定派が有力筋😞)、魯近辺の歴史書。
 『春秋左氏伝』は、それに左丘明という人が書いた(とされる)解説もしくは注釈の書物。
 しかし、左丘明については、いつの時代のどういう人か、未だに分か

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暴風雨

暴風雨

 昨日、熊吉🐻の住んでいる辺りではスゴイ雨と☔️風だった。夕方には雷⚡️もなっていた。
 昨日は立夏だったので、もう夏になったのだが、孟浩然の「春眠」を連想した。

 この詩は有名だし、特に難しい字や用語もないので、訳は不用だろう。ここで孟浩然が、風雨によって散るのを心配しているのは、牡丹なんだとか。見出し画像のも吉香公園の牡丹である。
 『弥縫録』の中で、陳舜臣氏は、「春眠暁を覚えず」は、宵の

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端午の節句🎏

端午の節句🎏

 今日は5月5日。こどもの日。🇯🇵。祝日㊗️でめでたい感じ😃である。
 が、古代中国ではこの日は一年でもっとも悪い日とされていたようだ。陰暦五月は夏季のまん中で、火の勢いが盛んで、五日も午の日で勢いが強い。強すぎて不吉だったらしい。
 この日に生まれた子は、背が戸の高さになると、父母を害するといわれた。
 戦国四君といわれた一人、孟嘗君もこの日の生まれで、父親は、「この子を棄てよ」と命じたが

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"政"と"正"と古生物

"政"と"正"と古生物

 政治のニュースを見るたびに、思い起こす『論語』顔淵篇の中の一章。

 「政治の"政"は"正”」って事を、古今東西の政治家達は、肝に銘じて欲しいものである。

 ただ、マンガの中の季康子たちは「政」と「正」を「せい」と発音してるけど、孔子の時代も今も中国語では「zheng」である。

 さて、昨日の朝、ニュースで各地の当選者を聞いてると、マコちゃんが突然「白亜紀じゃ』なんて言うから、何かと思ったら

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人を不当評価してないか?

人を不当評価してないか?

 昨日、図書館に返却したけど、先々週『はじめての論語』という本を借りて読んだ。
 その中に時おり、「むむっ?😾」と引っかかる記述があった。
 例えば、『論語』為政篇の中の

子曰く、由、汝に之れを知ることを誨えんか。之れを知るを之れを知ると為し、知らざるを知らずと為す。是れ知る也。
(先生は言われた。「由(子路の名)よ、お前に知るとはどういうことか教えようか。わかった事はわかったこと事とし、わか

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春秋

春秋

 「春秋」は、もともと単に歴史書を指す言葉だったらしい。
 魯国の歴史書を孔子が編纂したとか、手を加えたとかいう伝説?が、(孔子の死後百年ほど経った)孟子の頃から、「春秋」と言えば魯国の歴史書という事になった…との事だとか。
 あの、孔子の言行にツッコミ入れまくり(笑)の王充でさえ、

 孔子 春秋を作るは、素王の業なり。諸子の伝(解釈)は、素相(実際の宰相についてはいないがその地位に就くにふさわ

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春の風物詩

春の風物詩

今朝早く、庭の松の木の下で、キジの鳴き声がケンケン聞こえてきた。毎年、春の風物詩である。
そこで、去年の8/24に載せたマンガを再投稿する😁。

 ニコマ目と三コマ目の茶色の漢文は、『論語』郷党篇の、孔子の食生活に関する一章(の一郎)。一コマ目のも、郷党篇の最終章である。
孔子の食事の準備をする人は、なかなか大変だな😅。
 他の記事を持ってくる技が未だに出来ない熊吉🐻であった😅。
 見出し

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孔子はお米🌾や麺を食べたか❓

孔子はお米🌾や麺を食べたか❓

『論語』郷党篇の七番目の章(人によって分章は異なる)に、「米🌾は精米されたものほど好み」という一節があるので、それほど普及してなかったが、🌾はあったようだ。

それと陽貨篇にも、宰予という弟子が「喪が三年では長いから、一年でいいでしょう」と言ったのに対し、「あの上等の米🌾の飯を食べ、錦の着物を身につけて、お前は心穏やかなのか」と言った章があるので、高級食材ではあるが、米🌾はあったようだ。

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松柏の質

松柏の質

まだまだ寒い😨🥶❄️日が続く。こんな時期には、『論語』子罕篇の中の、この一章を。

先生は言われた。「寒い時期になってはじめて、松や柏がしぼまないことがわかる」。(それと同様、人間も危機や逆境に直面してはじめて、その本質がわかる)。

この場合の「柏」は、日本🇯🇵の柏ではなく、

常緑樹の代表という事らしい。

この言葉がもとになり、志操堅固な者を「松柏の質」と形容するようになったんだそう

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