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「言葉」の漢字は何故、 「葉」という文字を使うのか?

昨日、言葉のことを書いていて
ふと疑問に感じたこと。

言葉の漢字は何故「言の葉」なのだろう?
何故、植物でいう「葉」がつくのだろう?

ネットで調べてみたら、ちょっと鳥肌がたちました。
小さな頃から感じていた感覚と一緒だったからです。

以下はネットで検索した文章です。

そもそも「言葉」とは、「言(こと)」の「端(は)」が語源と考えられています。
「は」は「年のは」「山のは」と同源で最先端を示す語なので、「ことば」とは「言の端々」の意味となります。
その「言」は『古事記』や上代歌謡の時代から用例があり、『万葉集』にも多く使われています。
面白いのは、『万葉集』時代の「言」は同音の「事」とほぼ同義的に用いられていた形跡があることです。
つまり、「言は事なり」とする古代人の思想を表しているのです。

上代(主に奈良時代)の人々にとって、「言」と「事」とは分かちがたく結びついていて、言葉を発するとそのまま事が起こるという発想があったということでしょう。

出典https://plaza.rakuten.co.jp/kyfer1260/diary/201210050000/


言霊の力とか
言葉にすると願いが叶う
と聞きますが
小さな頃の私は「言葉」にすることで本当に現実化してしまうかも…ということを知っていて、言葉で上手く表現できないときの漠然とした不安はこれだったのかも…と感じたからです。

そして、鳥肌がたった理由はもう一つ。

万葉集といえば「和歌」。

最近何故か「和歌」のキーワードとご縁があるのです。

じつは数日前に、友人に連れて行ってもらったカフェで店主さんから来月「和歌の会」をするお話を聞いて楽しそうだなと参加を決めたばかりなのです。
しかも昨日は車を運転していて
通りすがりに気になり
たまたま訪れた神社は「和歌神社」でした。

そして、今日「言の葉」の意味を調べて
「ことのは」が和歌に多く使われていることを知るシンクロ。

なんとなく「和歌」に導かれているように感じます。

余談ですが…
この世界はシンクロだらけです。
自然界は常にシンクロしているそうですが、
人間は独自の暦と時計を使っているため
自然界のリズムとは少しズレたリズムで生きています。
それでも直感や内なる声は宇宙と繋がっているので、それを信じて行動すれば周りにあるシンクロに気がつきやすくなるように思います。

さて、話が脱線しましたので
「言の葉」に話を戻します。

具体的に「ことのは」の用例を見てみました。

「やまとうたは、人の心をたねとして、よろづの〈ことのは〉とぞなれりける。」(古今和歌集仮名序 紀貫之)

(漢詩に対する)和歌とは、人間の心を本にして多くの言葉となった物である、と貫之は解説しています。

「ことのは」とは、心のエネルギーがあふれ出た結果としてあるもので、そこから和歌が出来てくるというのです。
感情を表現する「言葉」を重視した貫之、言葉の大切さを訴えかけてきます。

「ことのは」には、「言の葉」すなわち口から出たものが「葉」として散っていくイメージがありました。

出典https://plaza.rakuten.co.jp/kyfer1260/diary/201210050000/

口から出たものが「葉」として散っていくイメージ…
なんて素敵な表現なのでしょう!

植物の葉は
春の新芽の時は光沢があるものが多くツルツルピカピカ、
夏は青々と新緑が眩しくてエネルギーも盛大
秋になれば色をつけて紅葉し落ち着いた感じ
冬になれば次の命の循環のために落葉する

言葉の表現も、もしかしたら
沢山表現していくにつれて
葉と同じ春夏秋冬のエネルギーに
近くなっていくのかもしれません。

種から発芽して
小さな木から大きな木へと成長していくように、表現も成長していくのかもしれません。

言葉のエネルギーと植物のエネルギー

なんとなく通じることがあるような気がします。

植物愛が強すぎて、「言葉」の「葉」という漢字に注目してみました。

もし、この地球に植物がいなかったら
私たち人間は呼吸もできず、生きていけません。
それくらい人間と密接な関係にある植物。
人間にとって、おそらく一番近い存在なのに実はよく知らない人も多いのではないでしょうか?

植物のことを知れば知るほど、この世界の主はじつは植物ではないか?と感じるほどです。
惑星「planet」はplant+network(植物たちのネットワーク)の略だと言われています。

植物のことを、これからこちらでお伝えしていきたいと思っています。

最後に、とても共感した「言の葉」を🌿✨

私は、植物を人間に例えて考える事がよくあります。なぜなら、そうすると道理が良く見えてくるからです。
例えば、一本の木を見てみましょう。

根っこは、その人の考え方や心、目に見えない部分。
幹は、体やその人の器。
枝葉は、外部への行動と交流です。

今回取り上げている「葉」は、交流を表しています。
自然界での葉の役割は、水分(蒸散)や気体(光合成、呼吸)の出し入れですね。つまり、外界と接して交流している場所です。

人間でいうなら、人と接する際の「行い」や「言葉」ということになります。

言葉には目に見えない力がある。

植物が光合成で二酸化炭素を吸って酸素を世の中に供給しているように
私たち人間も言葉を通して目に見えない何かを世の中に供給しています。

言葉は、私たちが外の世界と交流する重要な手段なのです。

自分は、「どんな世界を創りたいのだろうか?」「どんな世界を次の子供たちに残したいのだろうか?」

それぞれの人の心から出てきた言葉を、世の中に与えていく。

そう考えると、言葉によって世界を創っているのと同じです。

自分が、どのような言葉を普段話しているのか?どのような言葉を世の中に与えているのか?意識されると良いかもしれませんね。

新しく芽生えた葉は徐々に枯れ、また次の年には、新緑の若い葉が芽生える。木は年々成長してゆきます。

私たちの言葉も、その時々に合った言葉を世の中に発していくことで、木と同じように自然と成長していくのだと思います。

「言葉によって世界を創っている。」

何気なく日々使っている言葉には実は想像以上に大きな力があります。

出典
https://shizen-kome.com/ida/index-1524

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