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あなたの畑は元気ですか?

出荷用の玉ねぎの皮を剥いているとき、ふと、「フラワーエッセンス(*)の世界では、よく〝玉ねぎの皮剥き〟って言葉を使うなぁ。人間も、余分なものを全部剥いたら最後はなにもなくなっちゃうのかな」なんて思ったことがあります。

そして、ふと、「私が個人セッションでしていることは、自然栽培の畑づくりをお伝えすることと似ているなぁ」と思ったんです。
(あまり公言していませんが、フラワーエッセンスのセラピストとして個人セッションも行っています)

さて。どこがどんなふうに似ているのでしょうか。

目に見える部分と、目に見えない部分


畑で野菜やハーブを育てるとき、どうしても、葉っぱの状態や花の咲き方、実のつき方など、地上部だけに目が行きがちです。

でも、そうした部分は、「土の中がどういう状態か」によって大きく左右されます。

微生物が豊富で適度な湿り気がある土壌であれば、たいていの野菜やハーブは伸び伸びと育ちますが、水はけが悪くてすぐにカチカチにしまってしまう土壌では、野菜が大きく育たないどころか、草ですら、ぽつぽつと小さく生えるだけ。

つまり、土の中という「目には見えない部分」があってはじめて、地上部の「目に見える部分」がどう実るかが決まってくるということ。

見えない部分は、畑でいえば「土の中」。
私たちでいえば「心」。

見える部分は、畑でいうところの「野菜」や「ハーブ」。
私たちでいうところの「現実世界」。

心」の動きの結果として「現実世界」ができてくる。

↑ここだけ聞いてもピンと来ないかもしれませんが、少し考えてみたらわかると思います。

「ごはんを作ろう」という「心」の動きがなければ、いくら待っても目の前に料理があらわれてくることはありませんよね。

「海に行こう」という「心」の動きがあってはじめて、車や電車に乗って海に到着することができます。

だから、「現実」が嫌だから変えたい!と頑張ってみても、「心」がどういう状態なのかを見てから動かないと、思ったように変わってはくれません。
変わらないどころか、こじらせることにすらなってしまいます。

どこに何を埋めたか覚えていますか?

「心」ってどうやって見るの?って思いますよね。

そうなんですよ。これが厄介。だって、目に見えないんですもの。

自然栽培では、目に見えない土の中の状態は、地上部の状態を見て想像します。

野菜やハーブの成長がイマイチで、土の中の状態があまり良くなさそうと判断したら、溝を掘ったり、天穴を開けたり、中耕したり、という技術を使って、栽培に適した状態を作っていきます。

これと同じで、しっくりこない出来事があったり、トラブルが起きたりしたら、心の中のどこかに何か滞(とどこお)りがある証拠。

「滞り」は、「自分らしく居られなくさせる何か」です。

それは、
「過去の嫌な体験から得た教訓」かもしれない。
「親から刷り込まれた信念」かもしれないし、
「社会でまかり通っている常識」かもしれない。
はたまた、「自分で勝手に作り上げてきた固定観念」かもしれません。

私たちの心の中には、こうしたものが数え切れないほど埋め込まれています。

そして、もはや、どこに何を埋めたのか、自分でもすっかり忘れてしまって、「こんな野菜いやだ」「もっとたくさん実らせたい」「タネをまいても全然芽が出てこない」と現実を嘆いてしまうんですね。

掘り起こすのはあくまでも自分

個人セッションでは、いろいろとお話を伺いながら、

「このへんに何か埋まってそうですね」
「このあたりに、何か埋めた覚えはありますか?」

と、あなたの畑(心)の中のどこにどんなものが埋まっていそうかを、一緒に探っていきます。

「ここにこんな感じのものが埋まっていそうですね」とわかったら、あとは掘り起こすでも良し、何もせずそのままでも良しです。

もし掘り起こしてみたいのなら、その場所に合った、掘る道具や掘り方も一緒に考えます。

もちろん、フラワーエッセンスも、掘る際の強力なサポートです。

とはいえ、です。

最終的に手を使って掘るのは自分。
残念ながらそこは、本人にしかできない領域なんです。

掘ってみたらどうなるのか?

だんだん土の状態が良くなって、見事な畑に変わっていきます。
個性的で、生き生きとした、元気な畑に戻っていきます。
いずれ、野菜やハーブもぐんぐん成長していくでしょう。

あなたの畑は、元気ですか?


(*)フラワーエッセンス:植物などの波動を水に転写させたもの。今の状態に適したフラワーエッセンスをとることで、心や体の歪みを修正します。



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