U.K小説『僕の嫁はスーパーヒーロー』　第二話、嫁っていったいどんな人？

2020年8月27日 14:23

女子生徒『あーらごめんなさい！足がすべって飛んでっちゃいましたわー。ウフフ』

ぶりっこをしたような表情と男性もイチコロであろう可愛い声を出しながらそう言った。

そもそもどう滑ったらそんな足の飛び方（ハイキック）するのだろうか？百歩譲ったとしても、鼻からスイカが出てくるぐらいのレベルだ。

と、この女子生徒こそが後の我が嫁です。

名前は鈴木美麗（すずきみれい）

子供の頃から空手、ムエタイ、柔道、総合格闘技など様々な格闘技を習っていて、世界大会にも出場するほどのお方である。

なんて恐ろしい！！！

間違いなく校内で目が合った瞬間に逃げないといけない人物No.1だ。

美麗『筆箱で攻撃するのはよろしくないぞ！もやし君！！そんじゃーねー』

浩『そ、それは...』

筆箱はたまたま飛んでいったのであると弁解しようとする前に、嵐がドッと来てすぐ通り過ぎて行くかのように去ってしまった。

浩『そういえば...』

先程吹っ飛ばされた剛の事が気になり出した。い、生きているのか？？...と。

剛を上から覗きこんで見ると、見るも無残に口から泡を吹いて白目を向いている。

浩『アーメン。』

僕はこの時だけ敵に哀れみの意を見せた。

男子生徒『ええぇぇぇぇぇぇぇ！！！剛が、あの剛が浩にボコされてる！？！？！？』

1人の男子生徒が最弱男子に腕っ節のいい不良が倒されていると勘違いをして、凄く驚きながら叫んだ。

浩『ちょ！ちょっと待って！！ちが...』

必死で弁解をしようとするも言い切る前にまたしても危険を察知してすぐさま逃げる鼠のように叫びながら走り去ってしまった。

浩『何て日だっ！！！！』

END

第二話『嫁っていったいどんな人？？』

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