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「我慢の蓄積」をきっかけとした負の連鎖。

例えば、Web会議にて。

あなたは、
あるシステム構築を請け負う会社の社員。

クライアントが、
明らかに理不尽な要望を突きつけている時。
(工数を減らせとか、役員への報告資料を丸っと作ってほしいとか、いろいろありますよねw)

あなたは嵐が過ぎ去るのを待つが如く、
何も言い返さず、
何を言われても申し訳ありません、と謝り続け…
心の悲鳴に耳を向けずにひたすら我慢します。

一方で、同僚は必死に抵抗します。
うちの職掌を超えたリクエストであると。
我々がやるべき範囲については最善を尽くしています、と。

そんな同僚を見てあなたは思うのです。

「私は我慢して場を荒立てないようにしているのに、なぜあの人は角を立たせるのか」

やがて、チームのために動いた同僚すら、理不尽なクライアントと同様に嫌悪の対象になります。

私いつも思うのですが、

「我慢」の怖さは、
相手にも同じように「我慢」を
潜在的(=無意識)に強要してしまうこと。そして、言外にその様も現れてしまうこと。

だと思います。

無意識のうちに

「自分が被った不利益は等しく、
他人も被るべきだ」

と考えてしまうのです。
怖いですね…。

人は我慢を積み重ねると、
次第に自分がどんどん陰湿になっていき、
そんな陰湿な自分に自己嫌悪していく。

まさに「自己嫌悪」と「陰湿」の
負の沼にどっぷり浸かり、
もがき苦しむことになると思います。

自分の心理的安全性を守るためにも、
我慢から解放されて、
伝え方に気をつけつつ、
思いを伝えるべきだと思います。

自分の心が沼にハマる前に。

その我慢の解放は、気付かないうちに、
必ず誰かを救っているはずです。

今日も一緒に!

UK3

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