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地域の魅力を再発見し、他者と協同することから始まるまちづくり=多度津町

魅力あふれる町、再確認:わがまち未来会議in多度津=『四国新聞』2024年5月27日(月)付。

5日間にわたって『四国新聞』に「わがまち未来会議」が連載され、多度津町の魅力発掘が紹介されました。ありがたいことです。

締めくくりの会議では、

1.(歴史的な町並みの保存や伝承にはさまざまな意見があることを踏まえつつ〉「多度津ならではの町づくりに生かしていけないのか」といった考えが投げかけられた。

2.(参加者には県外から移り住んだ人も多く)「人々の温かさや自然、食の豊かさなど取り上げ、『町民自身が町の魅力を知り、誇りに感じることができれば多度津は大きく動き出す」と明るい未来を展望した。

3.(丸尾町長は)「皆さんの意見を聞き、町民性も変わってきたというのが率直な感想。町民の力があってこそ今がある、産官学、ボランティアが連携し、多くの人に来てもらいたい、愛される町にしたい」と思いを新たにしていた。

と意見交換が行われたそうです。

四国新聞での連載のほか、RESAS 地域経済分析システムを参照すると、多度津町には伝統的な町並みを生かした地域の活性化のほか、瀬戸内海に面した田園地帯や里山など豊富な自然資源と人情に満ち溢れた地域性の開発や、多度津高校や地域の製造業の活発なものづくりの伝統と創造などポテンシャルに満ち溢れた港町というのはエビデンスに裏付けられた事実です。

このポテンシャルをどのように活かしていくのかが本町最大の課題であると認識しています。

必要なことは

1.「さまざまな意見あることを踏まえつつ」「多度津ならではの町づくり」に挑戦していくこと。

2.町民自身の地域に対する認識不足の底上げ、

3.そして「産官学での連携」と「発信」

に尽きるのではないでしょうか。

議会は行政と対立するのではなく、町民と行政の接着剤、あるいは、協同していくための潤滑油としてその両者に刺激、情報交換できる役割が求められていると改めて認識させられました。

今後のまちづくりに活かしていければと思います。


『四国新聞』2024年5月27日(月)付1面

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氏家法雄/独立研究者(組織神学/宗教学)。最近、地域再生の仕事にデビューしました。