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固定観念の気づき方をブレストしてもらって自分の固定観念に気づいた

鎌倉の地域活動「カマコン」で、学習がお互いに続け合えるまち「学習するまち」をつくるために、まずはお互いの固定観念を見つけあったり、気付けるきっかけを提供できる方法を開発したらすごいのではと思い、全くのノーアイデアのままブレストしてもらいました。

そして気づいたのは、「固定観念に気づく」ということについての自分の固定観念に気づきました。それは、

「固定観念は○○という手段を使えば見つけられる」

というシンプルな思い込みが自分にあり、実際には、手段はいくつか組み合わせないといけないかもしれない!ということに気づいたのです。当たり前っぽいけど、ちょっとびっくりした。

わかったことを以下の図に示します。個別のアイデアを全部は載せていませんが、四つのアイデアの系統にまとめます。

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1・自分の視点を他人の視点と入れ替える

個人的に意外だったのが、「自分の視点を他人の視点と入れ替える」アイデアが多かったことです。

・○○になりきってみる。(市長になりきる。子供になりきる。女子中学生になりきる。おじさんになりきる。などの別の人格に憑依する系統のアイデア)

・変形バージョンとしては「服を交換する」「朝の習慣を交換する」「誰かに服を買ってもらう」などの他人視点を結果として得られる系のアイデア。

・ここから派生して考えられるなと個人的に思ったのは人間以外の動物視点や、死後の世界視点、この宇宙以外の法則が支配する世界からこの宇宙を観測するなどの別世界視点などがあるなと思いました。

2・自分と何かの関係性を外していく

アイデアの方向としては「自分と何かを結ぶ強い関係性を何かの手段で壊したり揺すぶることはできないか?」という系統です。

・一日○○し続ける(一日怒る。笑う。泣く。挨拶運動をする。誰かと一日黙って見つめ続ける。)などの通常の習慣から逸脱した「繰り返し」によって自分と行動と(それに伴う)習慣との関係性を外そうとするものです。

・大人の保育園、子供の指示を受けて動く、昼夜逆転などの、「反対にする」ことで自分と行動との関係性を外すもの。

・スマホを捨てる、毎日何かを必ず一個捨てなくはならない、電気を使わないなどの禁止系。

3・自分と何かとの関係性を作り直していく

今ある関係性の過剰を外そうとするだけでなく、関係性を作っていこうとするものです。

・自分の伝記を書く、家族を入れ替えるなど。

・これの派生で、「自分がやってないことと自分との関係性」というアイデアがあるなと思いました。例えば、以前まちの大学のイベントで参加された方が出してくれた「自分がどうしても読めない詰読本を紹介する」というイベントアイデアがあり、実際にやってみるとなんとも紹介しきれないのです。

4・自分と関係性のないことと関係性をつくる

3は、気づいていない関係性に気づいて関係性を作ることも含まれていましたが、そもそも関係性を通常は持ち得ないと考えられることに対して、関係性をどう作っていくかというアイデアです。

・動物と喋る。これは、動物と喋る人はもちろんいるだろうと考えられるのですが、その関係性が一般的に流通が可能なほど体系化されているかでいうとされてないという判断をしてここに置いています。

・ものと喋る。上記と同じです。

・そして、これの派生系として、死後の世界と語るとか、別の法則系の宇宙と通信の回路を開くとかがあります。

まとめ

これまでの要素を一個にまとめます。

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大きく分けて、①視点の移動による気づきと、②関係性を外すことの気づきは別のものであるだろうという想定があります。

①は観察する視点で、②は物事をくっつけたり離したりする方法です。

③が対象なので、自分と対象がどうくっつけたり離したりできるかを②の方法を色々変えながら試してみる。それを検証する視点を①としてカメラのように動かしてみる。

みたいなことで、検証の仕組みがない分野でも固定観念っぽいものを見つけることができるかもしれないなと思いました。

組み合わせて考えたアイデア

他人視点になるためには、自分の書いたテキストを自分で読むのではなくて相手に読み上げてもらうのが良いのではないかなと思いました。

賛成できない意見を持っている人同士でこれをやったら、かなり良いのではないかと思います。

イベントやります!

こんなややこしい感じのことは話さないと思うのですが、「学習するまちをつくる」イベントやります!きてねー。


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