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海外就職の秘訣

山口雅也
Pfizer

今のご職業に就くと決めた時期は?

2016年9月頃

今のご職業に就くためにどう動きましたか?就職に成功した秘訣は?

ラボの同僚や既に企業研究職に就いていた友人にCVやCover letterの書き方についてアドバイスを求めました。同時にグリーンカードの申請も開始しました。
現職からオファーを貰えたのは求人が出たタイミングと就活をしていた時期が噛み合ったというのが大きかったと思います。後は現職場や別部署に何人かポスドクラボ出身者がいたので彼らのリファレンスの効果(aka コネ)も大きかったと思います。
就活中は電話面接の難しさにまずヤラれてしまいました。電話越しでの英語の会話ではボディランゲージやアイコンタクトが出来ないので、英会話の先生や友人にお願いして失敗するたびに反省点を修正したりたくさん練習しました。何とか電話面接を通過して得た研究所面接に向けても、プレゼンの練習を研究室のメンバーの前で何度もしました。練習で出来ないことは本番でも出来ないので、たくさん練習を重ねたことは今でも大事だったと感じます。

他の進路と比べて迷ったりしましたか?

正直迷うほどの選択肢がなかったので1番先にオファー貰えたところに行こうと思っていました。アメリカの製薬企業へ就活を始める前は日本のアカデミアでのポストを探していましたが、見通しが良くなかったので進路を変更しました。アカデミアでもゆくゆくはDrug discoveryに関わる研究をしたいと考えていたので製薬企業への進路転換はとてもスムーズに出来たと思います。家族の同意も得られたのは大きかったです。
この段階ではもちろんアメリカでの就職活動なんて何をどうしたらいいの?くらいの情報しか持っていなかったので実際にオファーまで辿りつくかどうかは不明瞭でした。親が1番心配してました、孫のことを。
後々後悔しないためにも選択肢がいくつかある時にはポジティブな選択をすることは今でも大事だと思っています。

今のご職業を含め、生活の満足度は?やりがい?夢?

もちろんアカデミアと企業の研究の進め方では異なる点(この好き嫌いは個々人による)も感じますが、チームで目標へ向かう研究スタイル、その中で自分が貢献できる部分には全力で貢献出来るよう頑張っているのでとても満足しています。
自分が携わるプロジェクトが一つでも実際の薬になってくれるのを目にしたいという思いがあるので、それが夢といえば夢かもしれないです。


山口さんは海外就職のコツを集めたブログを公開していらっしゃいます。とてもお役立ちなので必見!! 

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